カテゴリ:日常
日本からイタリアに戻った翌週、3日間見本市会場で働いた。
正直な話し、全く働く気分ではなかったのだが、いざ仕事がはじまってみると、久しぶりに イタリア人の中で生きたビジネス用語を使っているうちに、いつの間にか悲しい気分がふっ飛んでいた。 つい先日観たイタリアのドラマの中で、ある役者さんが 「薬は仕事をすることよ。」と 言うセリフがあったが、私にも正にぴったりのセリフ。 実は、日本から戻ってから、「イタリアにいる意味があるのか?」「日本に帰りたい。」 「イタリアにいることは語学力をずっと必要とすることで、だんだん疲れてきた。。」 「語学を抜かしてこの国で何ができるだろう?」 など、いろいろと考えることが増え 煮詰まっていた。 長い外国生活の中で、上記のようなことを考えるのは一度や二度ではなかったが、今回に 限り、とにかく無償に日本に帰って永住したい気持ちが高まっている。 ここ15年以上ホームシックなどなかったはずなのに、やはり父他界がなんらかな 気持ちに影響を及ぼしているのだろう。 (家具屋さんで。) ところで、先日子供部屋に置く二段ベッドを購入した。 二段ベッドとは言っても、普通の想像する二段ベッドではなく、ベッドは二段になっているが、下の段のベッドを引き出して使うタイプのものである。 このベッドには更に、引き出し机が2つと、引き出し物入れもついている。 ベッドの色は、結局明るい木製にしたのだが、女の子の二人姉妹だったらもう一つのオレンジ色にしていたところだ。 惜しくも我が家は女の子と男の子の姉弟なので、数年後に 「えー、なんで男のオレがオレンジのベッドでブルーじゃないわけー?」 なんてことを弟のミロが言い出さないようにしないためにも、普通の木製を選んだ。 ベッドの色は地味だが、その分シーツや布団の色で子供の色らしく遊ぼうと思う。 こうしている間にも、毎日が飛ぶように過ぎて行く。 ダーリンの誕生日を経て、昨日は義父の誕生日で家族や友人ファミリーと一緒に、バッカラ祭りに行ってきた。(バッカラ→干しタラ) 楽しいことが続くと、「お、やっぱりイタリアでの生活も悪くないじゃないか。」 と思う。 でもやっぱり私の根っこは日本人。 3ヶ月も日本に帰国していた後遺症は、意外と長引いているようだ。 今度いつ帰ることができるかわからない帰国を楽しみに、今はがんばろう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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