カテゴリ:日常
やっぱり姉弟、似ているなあ。 寒くなってきたので、暖かいfrittella(フリテッラ)が美味しい! フリテッラはドーナツに似た揚げ菓子。 我が家の裏に、2歳1ヶ月のアントニーノと言う男の子が住んでいる。 アントニーノの両親はシチリアの人。 だんなさんこそ会うことが少ないが、奥さんのマリアには家の下で会ったり、何度か家に遊びにも呼んでもらった。 それが、ここ半年めっきり顔をあわせることがなくなり、それにあわせてアントニーノが外にでることが極端に少なくなってきた。 もともとアントニーノが外にでて遊んでいる姿を見ることが全くなかったのだが、動きたい盛りの2歳になっても相変わらず外にでていないらしい。 アントニーノはママと一緒にほとんど家にいて、健気にもベランダから外を除いては誰かしらに声をかけている。(=彼らが家にいつもいるのがわかる) 私達が外にでると、丁度ベランダにいるマリアとよく話しをするのだが、 夏は 「暑いから」 少し寒くなった今の季節は 「寒いから」「風邪を引いているから」 などと言う理由でアントニーノは外にでてこない。もとい外にだしてもらえない。 あんまりにもこの子供が外にでてこないので、「これって虐待の一種になるのでは?」 と思ってしまうのだが、どうなんだろう? 公園にも連れて行かないらしい(マリアは「公園には行かない」と言っている)ので、せめてこのアパートの中庭で遊ばせれば少しは太陽を浴びることができるのに、と思うのだが下に降りてくるのも稀だ。 先日、お昼前にまーやを幼稚園から連れて帰ったときに、中庭でばったり、買い物から帰って来たマリアとアントニーノに遇った。 ボールやカタカタで遊び始めたまーやとミロを見て、アントニーノも遊びたいと言い出し、しばし一緒に3人が遊び始めた。 ところが、アントニーノがコンクリートの地面を触った途端に、マリアが 「触っちゃだめ!何をつかんでいるの?石は汚いから離しなさい!それはうんちよ!(→離させるための嘘)」 と叫んだ。 その場に固まってしまったアントニーノの隣では、我が家の二人が石にさわって喜んでいる。 あれれ、まーやが草がいっぱい生えているところに入っていったぞ。 途端にマリアの叫び声・・・。「MAYA!そんなところに入ったら汚いから早くでてきなさい!」 ・・・。 私「マリア、別に汚くないよ。石に触っても平気だと思うけど。」 マ「でもあそにはよく犬が入っているのよ。うんちが落ちているかも知れないし。それにアントニーはよく手を口に入れるからばい菌が心配なのよ。」 私(後で手を洗えばいいのになあ。地面を触らないでどうやって遊ばせればいいんだろ。) 追いかけっこをはじめた3人を見て、再び叫ぶマリア。 「アントニー!ゆっくりよ。転ばないようにね!」 おいおい、転ばないようにって思っていたらなかなか走れないじゃないか。 見ていると、アントニーノは9ヶ月から歩き始めたにしては、まだふらふらしながら歩いている。 これは私の意見だけれど、外で歩かせていないからなかなか歩き方が上達しないんじゃないかなあと思った。 そして20分が過ぎた時、マリアが言った。 「そろそろ家に帰らなくちゃ。今日は太陽がでているから外にちょっと出したけど、アントニーノは最近風邪を引いているから外にださないようにしているの。」 外にださないから体が弱くなるって言う考えもあると思うけれど、どうやらこのマリア宅では考えが逆らしい。 このたった20分の間でも、Tシャツで駆け回る我が家の二人に比べて、アントニーノは長袖に帽子をかぶって重装備で遊んでいた。(本人は暑いらしく袖を捲り上げていたけれど) 子供を外になかなか出さずに、夜も0時近くまで起こしておくって言うのは、子供のためになるのかどうか? 育て方はその家それぞれによって違うけれど、どうかアントニーノがひ弱な子供に育ちませんようにと願う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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