カテゴリ:日常
(ヴィチェンツアのTeatro Olimpico内。昨日、日本の子供達のクラッシック演奏コンサートを聴きに行きました。ピアノ、バイオリン、フルート、オーボエ、独唱など21人の青少年少女が演奏したコンサートは、すばらしいものでした。長女と長男はしばらく落ち着いて聞いていましたが、そのうちお友達とくすくす笑い出し、お喋りやら立って歩き出すやらもう大変。2時間後、冷や汗をかきながら退散しました。) まだ7月下旬だと言うのに、ここのところ涼しい毎日が続いている。 つい10日前までは、毎日時間を決めてクーラーをつけていたのに、最近はクーラーどころか扇風機さえ必要なく、随分前から扇風機は部屋の片隅でオブジェ化している。 それにしても、暑さから逃れるために家中の窓を全開にしなくなると、なんて静かなんだろう。 夏のイタリアは、クーラーを使用する家は別だが、そうでなければ窓を全開にしたまま過ごす家庭が多いので、各方面からそれはそれは『いろいろな声』が聞こえてくるのである。 特に私が住んでいるアパートは、前後左右とアパートが密集しているため、時には壁に反響しながら声が聞こえてくる。 それでなくても声が大きいイタリア人だもの、話し声はもちろんのこと、夫婦喧嘩の声も聞こえれば、子供の泣き声から笑い事、犬のほえる声や猫のニャーニャーじゃれている声もあれば、どこかのフェスタのアナウンスの声など、まあ夏のイタリアは遅くまで賑やかだ。 さて、夏のイタリアは日が長く、自然と子供達の就寝時間も遅くなるので、0時頃までなら外の騒音もあまり気にならないが、先日ひどい騒音のため、夜中の1時頃からしばらく眠れないことがあった。 それは、真後ろに住むアパートから聞こえてくる「いびき」。 いや、冗談ではなくすごい音量で、寝室の反対側にある居間でTVを見ていた夫の耳にもはっきりと聞こえる位のすごいいびき。 あまりにも音量があるので、これは何か危ないんじゃないかと、いびきをかいているシニョーラ(だろうと推測)の身を案じていたが、朝方に起きてみるといびきも止んでいて、その翌日には少し音が小さくなったけれど、やっぱりいびきをかいていたので、「お元気なんでしょう」と安心する。 いびきの音が始まってから、四方八方から物音が聞こえたので、みんな起きてしまったんだろうなあ。これも騒音の一種に違いない。 この間は、夜中に突然近所の犬が吠え出して、その声があまりにもうるさかったからか、どこかの窓が開いて「うるさーい!いい加減にしろーー!!」と男の人の怒鳴り声が聞こえた。 隣の義妹家族が飼う犬も吠え声がうるさくて、先日上のシニョーラからやんわりと注意を受けていたから、犬を飼うのも注意が必要だよなあと思う。 わがアパートは本当は犬を飼ってはいけないのだけれど、8家族のうち2家族が飼っているので、一匹が吠え出すとつられてもう一匹も吠え出してうるさいのだ。 ご近所さん同士の問題と言うのは、万国共通だろうけれど、毎日顔を合わせて生活していくのだから、なるべく円満にしたいものだ。 ・・・とは言っても、騒音に関しては我が家が一番うるさいんじゃないかなあと自覚している。 子供達の足音、泣き声、叫び声、歌う声、下の階のみなさん、いつも本当にすみません。 イタリア人の友人が、以前、「アパートの隣の人に、日曜日の朝から子供の声がうるさいって言われたのよ。子供だから仕方ないじゃないねえ?」と私に言ったことがあるけれど、子供だから仕方ないって言う考え方、子供に甘いイタリアならではだよなあと感じた。 願わくは小さい子がいる家庭優先マンションなどがあればいいのになあ。 公園、プール、屋内にも遊び場があって、そこにベビーシッターサービスなどがあれば万々歳。 子供の騒音も気にしないでいい防音システム完備。 そんなマンションができるといいなあ。 (イタリア人の女の子からサルデーニャ島のお土産をもらいました。こけし。懐かしくて可愛くて大切に飾っています。それにしてもサルデーニャ島になぜこけしが??) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011/07/25 01:13:48 AM
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