コミック「おやすみプンプン」(1)(2)浅野いにお
息子に借りて読みました。題名からは想像できない シュールな漫画でした。主人公はプン山プンプン。1巻では小学生の男の子です。彼とその家族は、ヒョロヒョロとした線のヒヨコとして描かれています。訳ありの家族の姿は、リアルに描くとつらすぎるのかもしれません。ヒヨコだから、絵柄はかわいいです。自信がなかったり、怖がったり、寂しがったりするンプンプンがかわいくて、そしてかわいそう、そしていじらしい。少年少女にとって、世の中は残酷すぎる、と、昔のトラウマを思い出す気分で思いました。2巻の最後で、プンプンは中学生になります。これから成長していくのでしょうが、あんまり幸せにはなれないような気がしています。幸せになってほしいけれど。 にほんブログ村