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テーマ:食物と健康(162)
カテゴリ:ミネラル
ホウ素は、植物の成長にとって必要な微量ミネラルの一つで、
またわたしたちの骨の形成にも関わっています。 ホウ素は、昆虫に対して毒性が強いようで、ゴキブリ駆除に用いるホウ酸団子に使用されています。 また、肥料やファンデーションなどの化粧品にも入っていますし、ガラス繊維の原料にもなっています。 では、このホウ素とはどのような働きをするミネラルなのでしょうか。 女性ホルモンのエストロゲンに関与 ホウ素は、カルシウムやビタミンDと連携を図って骨や軟骨を補強します。 その為、不足すると関節痛や関節症になりやすいことが知られています。 また、ホウ素は近年女性ホルモンのひとつであるエストロゲンの分泌を活性化させて血中濃度を上げる効果があると言われています。 それにより、自律神経を安定させ、骨粗鬆症を予防し、脳の働きを活発にする事が期待されます。 エストロゲンは、肌や髪をツヤツヤにしたり女性らしい体つきを作るのにも大きく貢献します。 その為、バストアップのためのサプリメントも販売されているようです。 ホウ素を英訳すると「ボロン」です。 サプリメントはボロンの名で販売されている様で、副作用が無いから安心などと謳う商品もあります。 しかし、何でも摂り過ぎれば身体に毒です。 ホウ素は、様々な食品に含まれているミネラルです。 バストアップのためには、食品では補いきれないからボロンサプリメントを服用するんだと思いますが・・・。 ホウ素(ボロン)を多く含む食品 ・さつまいも、緑豆はるさめ ・キャベツ、ブロッコリー、大豆もやし、ごぼう、さやいんげん、切り干し大根、玉ねぎ、アボカド ・大豆、きな粉、納豆、豆腐 ・しめじ、まいたけ ・こんぶ、わかめ、青のり、寒天 ・ほたて貝、しらす干し、赤貝 ・ベリー(いちご・ブラックベリー・ラズベリー) ・桃・りんご・梨・オレンジ・さくらんぼ ・ドライいちじく、ドライプルーン/プラム、ドライあんず ・ヘーゼルナッツ、アーモンド、けしの実、くるみ、栗 ・ココア・コーヒー・赤ワイン ・生乳(低温殺菌) ホウ素は、これだけのものに多く含まれています。 欠乏による症状 成長遅延、骨異常 注 動物での研究報告 過剰による症状 悪心、嘔吐、下痢、皮膚炎、興奮、頭痛、うつ ホウ素は、エストロゲンの分泌を活発化させると言われていますが、 エストロゲンが多すぎることでリスクが高まる疾患もあります。 バストアップのためにサプリメントを服用し続けた結果、体内のホウ素が過剰になってしまうことも考えられます。 毛髪検査で体内のホウ素量を知る 毛髪ミネラル検査では体内のホウ素量を知る事ができます。 それを知った上でサプリメントを服用することが望ましいでしょう。 らべるびい予防医学研究所によるホウ素の基準 良好範囲→ 109~487ppb ※測定値(ppb)→ 毛髪1gに10億分の1gのミネラルが含まれていることを示します。 私の体内のホウ素量は次の通りです。 ・1回目(2016年) 177ppb ・2回目(2017年) 115ppb ・3回目(2018年) 106ppb この様に1回目と2回目の検査では良好範囲でした。 検査表の「良好範囲」の前後には「要注意」というのがあります。 更に要注意の範囲を超えると「基準値以上」もしくは「基準値以下」ということになってしまい、 身体に何らかの症状が起こる可能性があります。 今年は、106ppbということで「要注意」に差し掛かかる結果となりました(>_<) ココアを飲むことが多いので、半年後の検査では、1回目の結果のように良好範囲のど真ん中に位置すればいいのですが・・・。 2回目の検査では、「要注意」に近い良好範囲だったのでその時点で食の改善をしていると思います。 しかし、時間が経つうちにホウ素の事などすっかり忘れて生活をしていたのだと思います。 栄養素の事ばかり考えていては楽しい食生活は送れませんので(^^) しかし、このまま減り続ければ、いずれは関節痛や関節症になることでしょう・・・。 ホウ素は、カルシウムやビタミンDと連携を図って骨や軟骨を補強するのでカルシウムとビタミンDの摂取も大切です。 毛髪ミネラル検査では、必須ミネラルのカルシウム量も測定します。 ちなみに私は、過去3回の検査でどれも良好範囲のど真ん中でした。 ビタミンDを多く含む魚を意識して摂らなければと思います! 骨が丈夫になり、エストロゲンの分泌を活性化させると言われているホウ素。 エストロゲンが増加すれば、自律神経が安定し、脳の働きを活発にしたりと様々な効果が期待されます。 毛髪ミネラル検査で体内のホウ素量を知り、それに合わせて食生活を改善したりサプリメントを服用することが大切です。 毛髪ミネラル検査は、少量の毛髪を郵送するだけ体内の有害金属や必須ミネラルの量を知る事ができます。 ありがとうございました。
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