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テーマ:食物と健康(162)
カテゴリ:必須ミネラル
今回は、必須ミネラルのクロムについてです。
クロムは、土壌や海水など自然界に存在しており、糖質・脂質代謝に欠かせないミネラルです。 クロムの働き 糖質・脂質代謝を正常に保ち、またインスリンの作用を増強し血糖値や 血中コレステロール濃度を正常に保って糖尿病などの生活習慣病を予防する働きがあります。 クロムは吸収率がとても低いのですが、ビタミンCを摂ることにより吸収率が上がります。 過剰による病気や症状 ・腹痛・下痢・尿細管障害などがありますが、通常の食生活では過剰になることはまれだそうです。 欠乏による病気や症状 ・糖質、脂質代謝障害→ ・糖質、脂質代謝障害による動脈硬化→ ・動脈硬化により虚血性心疾患や糖尿病などを引き起こしやすくなります。 クロムを多く含む食品 ・青のり、昆布、ひじき、あおさ ・小麦胚芽、オートミール、そば ・大豆、豆腐やきな粉などの大豆製品 ・ブラジルナッツ、落花生、松の実、すいかの種、 ・みょうが、たけのこ、よもぎ ・田作り、ししゃも、ほたて、あさり ・牛肉、豚肉 ・ミルクチョコレート、ピュアココア、茶 毛髪検査で体内のクロム量を知る 毛髪ミネラル検査では、有害金属のほか必須ミネラルのクロムやヨウ素などを測定します。 らべるびい予防医学研究所によるクロムの基準 良好範囲→ 12.0~106ppb ※測定値(ppb)→ 毛髪1gに10億分の1gのミネラルが含まれていることを示します。 私の体内のクロム量は次の通りです。 ・1回目(2016年) 72.7ppb ・2回目(2017年) 43.5ppb ・3回目(2018年) 50.8ppb この様に良好範囲でした。 検査表の「良好範囲」の前後には「要注意」というのがあります。 更に要注意の範囲を超えると「基準値以上」もしくは「基準値以下」ということになってしまい、 身体に何らかの症状が起こる可能性があります。 また、ミネラルは他のミネラルとのバランスが大事ですので良好範囲でもバランスが悪ければ、 疲労感・免疫機能の乱れ・消化吸収力の低下・冷え性などの症状を引き起こします。 私の体内のクロム量は、1回目の検査では72.7ppbでグラフ上やや要注意に近い良好範囲で 2回目(43.5ppb)と3回目(50.8ppb)は、良好範囲の真ん中あたりに位置しています。 測定値が下がった要因は、食生活は極端に変わっていないので 恐らくステンレス鍋からガラス鍋に替えたからではないかと思っています。 替えたタイミングも合っていますし、鍋を変えた理由も体内のクロムが少し多いのが気になったからです。 2回目と3回目の結果は、自分にとってベストな気がするので半年後の検査でも維持できるといいです。 注 ステンレス鍋の使用で、体内のクロムの量に変化があるかどうかは不明です。 鍋を替えて量が減ったというのは私の勝手な推測でしかありません。 ちなみにガラス鍋は、 重い・鍋つかみが必要・割らないように気を付けなければならないというデメリットがあります。 片手鍋の場合、柄の先寄りを持てば鍋つかみの必要はありません。 また、火が接触する部分は黒くなるので使用後完璧にきれいに洗いたい人には不向きかもしれません。 メリットは、透明なので調理具合が見えるのがいいですし、料理を作った後そのまま保存しておけます。 私は使った事はありませんが、電子レンジでもオーブンでも使うことができます。 クロムが欠乏すると糖質、脂質代謝障害を引き起こす可能性があります。 すると動脈硬化になり、進行すれば虚血性心疾患や糖尿病などを引き起こしやすくなります。 定期的に毛髪ミネラル検査で体内の必須ミネラルを把握することが健康の維持につながるのではないでしょうか。 私は毛髪ミネラル検査を受けたことで、健康を害する恐れのある 日用品や農薬・大気汚染などについての問題を改めて深く考えるようになりました。 ありがとうございました。 |
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