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きんこんの会に参加するのは、
これで5回目だろうか、6回目だろうか。 もう、当たり前の光景になってきたが、 それでも、毎回毎回、感動させられる。 体が不自由で、言葉も出せない人たちが、 柴田先生の通訳を通して、 自分の思いを語る。 ぼくもそうだったけど、 初めて見たときには、その信じ難い光景、彼らの語る言葉の重みや深さに、 唖然としてしまうだろう。 こんなこと信じられないと、二度と足を運ばなくなる人もいる。 すごいことが起こっていると、 何度も何度も通ってくる人もいる。 三女のキホは、 言葉のでない人たちと筆談で話す練習をしている。 寝たきりで、 彼らには意志がないと思われている人たちが、 キホに手を取られて、 わずかの力で文字を書く。 キホはその動きを敏感にキャッチできるようになってきた。 ぼくには、 その感覚を想像するしかないのだが、 彼女は、何度かやっているうちに、彼らの一つの動きから、何という文字を書こうとしているのか、 読み取れるようになったと言っている。 慣れれば、それが文章にまで発展するのだろう。 キホだけでなく、 筆談のできる人は、徐々に増えてきている。 一人や二人の特別な能力ではなく、 多くの人が筆談で、重度の障がい者と呼ばれている人たちとコミュニケーションをできるようになったら、 世の中のひとつの常識が壊されることになる。 これは、 とてつもない大きな動きへのきっかけにもなる。 世の中がいい方向に変わっている兆候が、そこにはある。 会が終わって帰るときの、 何とも言えないしあわせな感覚は、 変化への期待感、予感があるからかもしれない。 柴田先生をはじめ、 先駆者の方は、大変であるが、やっと開けた道だから、 もっともっと大きな流れになるよう、 理解者を増やしていきたいと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013年09月22日 14時54分25秒
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