1264386 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

倖和(サチナゴム)の妄想小説・・・

倖和(サチナゴム)の妄想小説・・・

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

キーワードサーチ

▼キーワード検索

プロフィール

sound_moon810

sound_moon810

カレンダー

お気に入りブログ

roidoのブログ frederikさん
ボードゲーム教室 黒うさぎ1106さん
mahorobaのミリタリ… mahoroba1234さん
長編時代小説コーナ 龍5777さん
喜文治の「自分のあ… 喜文治さん

コメント新着

フリーページ

ニューストピックス

2008年05月02日
XML
カテゴリ:ブログ小説
にほんブログ村 小説ブログ SF小説へ
↑小説を書くのは面白いです。感謝しつつがんばります!

今日のノート

改革の旗手、橋本知事は大丈夫か?

はしもとさあん!

私は大阪に住んでいます。知事はあの有名人橋本徹氏です。もちろん選挙にいって投票に参加しました。私は対抗馬の熊谷阪大教授に一票を入れました。どうも橋本さんでは改革が空中分解するのではないかと思ったからです。

橋本さんはあの意味不明総理小泉純一郎氏のやり方を踏襲しているように思われます。大胆な改革をぶちあげて世論とマスコミを味方につけ敵を明確に定めて実績を積んでいくわけです。小泉元総理はわけのわかったようなわからないような「郵政改革」を旗印にします。そして参院での造反者による否決を経て解散権を行使、続く衆議院選挙で圧勝します。中国嫌いの日本人の感情を巧みに見抜き靖国8月15日参拝も実現して任期満了で首相の座を退きました。大成功したと言っていいでしょう。

それに対して橋本知事はまず暫定予算で挑みました。不要なところをカットするなんて甘いことはいいません。必要なところもズバズバ切り捨てると言い出しました。公共施設の大胆な整理、事実上の聖域だった職員の給料を10パーセントカット、教育や警察も容赦なく切り刻みます。35人学級の中止、警察官の520人削減です。

予定通りマスコミは大喜びです。市町村長とやり合って流した涙で支持率も一時75パーセントを超えました。だが、私は彼の改革はインチキだと思っています。小泉さんの時と一緒でだまされているのです。彼自身も自分のパフォーマンスにだまされていると思います。もともと思想のある人ではありません。だいたいテレビ局の都合で出馬が左右される人ですから。

小泉さんの支持率は最後まで圧倒的でした。だが、彼がどさくさに作り上げた後期高齢者医療制度は始まったとたんに国民に衝撃を与えました。年金問題は結局先送りです。事実上アメリカの戦争協力でしかない自衛隊の海外派遣も定着しました。

派手な割にどう改革がなされたのかよくわかりません。確かに自民党自体はぶっこわれるくらいにゆさぶられました。しかし、そのわりに国はよくなったのでしょうか。内閣はスキャンダルもなく全く順調に仕事をこなしたかに思えますが、問題は彼が退いた後に噴出しました。ついに時限爆弾だった年金記録問題が浮上し、そのため安倍内閣は失速します。参議院選挙は大敗し、ねじれ国会となりました。日本は迷走します。そして道路特定財源に絡むガソリン税の暫定税率問題です。無駄な道路が多すぎるとあれだけ騒がれていた道路公団の改革はどうなったのでしょうか。

橋本改革も金持ちマスコミと一部の高額納税者を密かに喜ばすでしょうが、大阪と関西経済圏を痛みつけて終わるでしょう。彼の在職中に改革の問題が出るかどうかは彼の運次第です。だが確実に現場では改革によるショックで様々なモラルハザードが起きます。診断も十分下せていない患者に急いで内臓移植をしようというような改悪なのですから。

歴史的に見てもトップが先頭に立って断行した改革は一時成功するに見えても大抵は悲劇をもたらします。見た目を優先する無理なダイエットのようです。命をつなぐ栄養の摂取がうまくいかず血行が破壊されます。トップは絶対改革を旗印にしてはいけません。改革はパフォーマンスです。目立ちます。そして目立たないところは切り捨てられます。じつはそこが改革のもろさです。改革が進むとたいてい黙々と仕事をしていた縁の下の力持ちだった人々がやる気をなくします。屋台骨が腐るのです。

ではどうやって国の問題を処理するのでしょうか。

それは改革実行者の上に穏やかなトップをいただくことなのです。改革者が引き起こす様々な摩擦を一手に引き受けて熱をさます役割・演技のできる人をトップに据えてこそ真の改革ができます。そのような人は一見ぼけているように見えます。だが、その人物は見えないところが見える人物、一種の霊感が発達している人です。どこが縁の下の力持ちであるか見抜く勘の鋭さを持ちながら鈍感になることもできる。つまり怒りの感情と笑顔を同居させることができる。このような人物こそがトップに立つべき賢明な人なのです。

いないでしょう? そんな人。これが戦後教育の最大の成果なのです。その方がアメリカにとって都合がいいのです。












お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2008年05月02日 11時14分00秒
コメント(0) | コメントを書く
[ブログ小説] カテゴリの最新記事



© Rakuten Group, Inc.