倖和（サチナゴム）の妄想小説・・・

彼が唯一できる真っ当な仕事は減税です。ですが日本の国内経済を腰砕にした消費税を彼は「増やす」と言ってしまいました。非難轟々で１０年間はやらない「そのうち」と言い直しました。私がストラテジーゲームで遊んだ経験からいうと、危機的状況においては大増税こそ効果的なのです。理由は簡単で資金がすぐに集まるからです。金は力です。これで必要な分野に重点的に投資を加速させます。菅首相は規制改革を行いコロナ禍を克服してデジタル社会へ移行させると言っています。多分自分の言葉ではないでしょう。誰かの作文です。最長政権だった安倍内閣では官房長官として官僚を圧迫することがリーダーシップだと勘違いした人物です。組織を活性化させることはできないと思います。だから増税したら政府の無駄遣いが増えるだけでしょう。

　ゲームでは迷わず増税し、直ちに投資を開始して作戦を発動、短期間で成果を出して勢力圏を拡大します。難易度にもよりますが、最初につまづくとかなり痛いです。だから攻略サイトを見ながら一気に攻めるのです。一番いけないのが初戦の負けに引きずられて戦力を逐次投入することです。

　コロナ禍では日本政府は検査体制を圧迫することで数自体を少なく見せるごまかしをやらかしました。戦力の逐次投入が始まっているのです。官僚が萎縮したために初動の動きは鈍かったです。アベノマスク、10万円給付、そしてGoToキャンペーン、いずれも戦力の逐次投入状態です。こんな危機的状況の時こそ活用したいマイナンバーカード。でも役に立っていると実感できる状態には程遠いです。その上、カードに口座を紐付けしようという話が出たとたんネットバンクで不正引き出しが多発しました。その対策にも後手後手に回っています。結局個人認証を厳しくするしか手がないので、システムは不便になるでしょう。マイナンバーカードではパスコードを忘れたためにもう一度役所の窓口に並ぶ羽目になった人が続出しました。

　今の日本の行政では増税しても無駄遣いが増えるだけなのです。大阪市の雨合羽です。すぐ集まりましたがすぐゴミになりました。それで大阪のコロナ禍が収まったかといえば、反対にどんどん悪化しています。状況が見えにくくなっているのです。住民投票を焦っているのが何よりの証拠です。自信があれば１年２年伸ばしても何も問題ありません。この危機に際して役所を本気で改革し大阪府と大阪市を一つの行政体制として組み直せばすぐに実質的な大阪都になります。維新はずっと選挙に勝ってきたのに公務員を圧迫し非正規雇用の職員を増やして職場を分断してしまったために、組織体が脆弱化してしまったのです。変なエリート意識で凝り固まった一部公務員と給料が上がらないなど待遇の貧弱な非正規の職員で職場環境が悪化した結果、善意ある志を持った職員はどんどん圧迫され主要なポストから退けられています。

　これはどういうことかといえば、お金持ちを優遇し出したということです。ここでいうお金持ちとは99人分の富をたった一人で占めている人のことです。彼らはもっと富を増やしたいと思っているので都合の良いルールを維新のような連中に作らせています。私から言わせれば社会の癌です。いずれは自分たちも滅んでしまうことに気が付きません。

　私の予想では菅政権のもとでは格差は最大限まで拡大するでしょう。若い人を中心にひどい貧困が広がります。だから地縁、血縁で家族中心に固まるしかない、世襲が当たり前になります。公教育は衰退し消費税で支えるはずの社会保障のサービスも縮小傾向になるでしょう。金はかかるが効果のない状態になるのです。それでまた無駄に増税されます。しかしそれは100人に一人のお金持ちのための増税なのです。

　それでも歴史は前進します。ただし犠牲は伴います。何とかはなりますがある程度の覚悟は必要ですね。

Destiny 体験版を遊びつくしてみた。
貴婦人の乗馬他　オーケストレーション


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↑ストーリーをつくるのは本当に面白いです。これでオリジナルな漫画かイラストが書けるといいのですが・・・がんばります！
もう一つのアリとキリギリス
by 倖和（サチナゴム）