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倖和(サチナゴム)の妄想小説・・・

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2022年11月10日
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カテゴリ:社会
先日、学校とは「美しい負け方を学ぶ」ところだと述べました。負け方を知っている、しかもその負けっぷりが美しい。それが社会に貢献する際の土台になります。勝つことにこだわりすぎると負けた際のショックに耐え切れずヤケクソになります。で、普通はほとんどの人が“負ける”のです。
 
 だからなりたい自分になるということはあり得ないのです。ほとんどの人はなりたい自分にはなれません。妥協しています。ほんの一部の人が人生のほんのわずかな期間、なりたい自分になれたと思い込んでいるだけなのです。ほとんどの場合、人は選ばれてその役割を果たしています。自分で選んではいないのです。特に才能が必要とされるもの、芸術家や政治家、起業家などは多くの人から選ばれてその地位についています。目指す人の多くは負けてしまうのです。ただ負け方を知っていれば挑戦したことは無駄になるどころか人生の大いなる糧となって日々の幸せにつながります。学校はそのシミュレーションをする場所なのです。
 
 日教組は社会主義、共産主義の思想を支えに活動していました。人は正しい教育によって正しく変えられると信じ込み絶対平和の日本を築く理想に燃えていました。そして挫折しました。
 
 象徴的な取り組みに競争の廃止があります。例えば運動会です。徒競走で順位をつけないとか手を繋いでゴールするとかいうものです。もう少し教育的な配慮をした場合には同じようなタイムのもの同士を走らせて、いい勝負をさせようというのもありました。結局は差別意識を陰湿なものに変えただけでした。それで運動会そのものをやめようという動きすらありました。
 
 個性を重んじると言いながら絶対的な平等を要求する。それを一つの生活空間である学校のみで実現しようとした矛盾に全く考慮することなく、最後は教師集団そのものの分裂を招いてしまったのです。特に義務教育に対する信頼はありません。我が子に何事もなければとりあえずよしということ以上の望みは誰も持たなくなりました。事なかれ主義です。
 
 時々素晴らしい教育実践の話題が上りますが、一過性の場合がほとんどでとりあえずみんなが笑顔でいられたからよかったね、と言った感じです。
 
 教育を潰したのは日教組ではありません。日教組も日本の教育と共に潰れてしまったのです。潰したのは国民そのものです。負け方を知らなかったからです。一度うまくいかなくなれば修正することができず、例えば戦前のバンザイ突撃や神風特攻の日本軍と同じだったわけです。
 
 今の教育風景は日教組の目指したものと見事に真逆なものになっています。個性を殺し格差に甘んじ、いじめ、意地悪の応酬です。それを学校ぐるみ、地域ぐるみで、繰り返しています。義務教育が信頼できないからと塾や通信教育に頼り、大学の卒業があてにできないから民間会社の能力試験に頼るといった感じです。
 
 すべてこれは負け方の美学を身につけなかったツケです。誰も正直負けるのは嫌です。自尊心が傷つきます。だからこそ教師を中心に大人たちがケアをして教え導くわけです。公平とか正直とかを社会で実現するためには負けを知らないとできません。
 
 ただ私は基本楽観しています。勝とうと思ってほとんどの人が負けている現在、負けの美学に気がついている人はいます。年金がどうとか、医療費がどうとか、2000万円の蓄えとか、老人を邪魔扱いしていますが、それは負けを知らないからです。全員が最後は死にます。負けるのです。そこは絶対的に平等です。ただ死に方に個性が出てきます。美しい方が社会に喜びと勇気を与えてくれます。それに気がつけば生きる希望が逆に湧いてくるというものです。

Destiny OP Destiny 体験版を遊びつくしてみた。
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↑ストーリーをつくるのは本当に面白いです。これでオリジナルな漫画かイラストが書けるといいのですが・・・がんばります!
もう一つのアリとキリギリス
by 倖和(サチナゴム)





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最終更新日  2022年11月10日 09時13分57秒
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