倖和（サチナゴム）の妄想小説・・・

人気のシリーズのリメイク版です。私は体験版を少し遊びました。グラフィックの進歩が素晴らしいです。それで動画サイトをのぞいてみれば、早くもプレイ動画がアップされています。すでにクリアしたものまでありました。思わず観ました。オリジナルと比べて構成やストーリーも変えてあります。基本よくなっています。で、飛ばし飛ばしですが最後まで、つまりエンディングまで観てしまいました。
　
　不思議なことにそれで結構満足してしまったのです。プレイヤーがやることと言えば、相変わらずです。ザコキャラを撃って蹴って刺しまくり、ボスを倒してステージを進めること。たまにパズルを解きます。あとはアイテム集め。ゲームだから仕方ありません。インベーダーゲームの時からこの基本スタイルは変わっていないようです。
　
　少し歳をとったのか、ま、いいかとなりました。ムービーだけで十分満腹状態です。でもそそられます。それは遺伝子操作による人体改造です。本当に怪物を作り出すことができるのでしょうか？　人間を素材とする場合その知能がポイントです。いわゆるゾンビやラスト・オブ・アスの寄生獣のような野獣状態になってしまっては困ります。やはり命令に従ってもらわないと使い物になりません。バイオハザード4では教会の鐘の音によってコントロールされていました。寄生された村人は侵入者を排除するようプログラムされていたようです。普段通りの生活を営んでいました。レオンの侵入に反応して攻撃を加えますが突然戦闘をやめてしまいます。タネを明かせばそれはエイダがウェスカーの指示で先回りして鐘を鳴らしたからです。サンプルをめぐる三つ巴の争いでした。
　
　要するに人間を怪物兵器に作り替えるサンプルをめぐって世界の片隅で相当派手な戦闘が繰り広げられることになりました。八つ墓村のような閉鎖された世界とアメリカ合衆国を巻き込む全地球規模の大混乱とをごちゃごちゃにしたスケールの乱れまくるゲームらしい世界観です。そのうちこのバイオシリーズ、宇宙空間に飛び出していきそうですね。反対に中世の過去に逆戻りというのもありかもしれません。バイオハザード・オリジンズというやつです。ここまできたら、もうどこまでもいってほしいです。
　
　ただゲームシステムは新しいものが欲しい。大量の雑魚キャラと強力なボスキャラを倒すというパターンからの脱却です。むしろチェスとか将棋とかのボードゲーム仕様に回帰してほしいです。当然、駒や盤に制限がありますが、それなのにというかそれゆえに新しい棋譜、言い換えればストーリーが無限に生まれます。その展開は棋士の想像力というか創造力に委ねられるのです。で、ゲームの場合、棋士とは、すなわちプレイヤーのことです。
　
　このバイオハザードも反射神経対応からこのような想像力対応にして欲しいのです。プレイヤーの指した手に応じて無限に枝分かれするステージ構成やAIによる自動編集ムービーなど、です。ぼちぼちできるのではないでしょうか。
　
　そうすると映画がすぐにゲーム対応コンテンツになるでしょうね。例えばあのトップガンマーベリック。訓練とか最後の戦闘とかが映画の完成と同時にゲームになるのです。もちろんAIによる再編集機能です。映画で撮影したりCGにしたりしたコンテンツがゲームの素材に早変わり。私は例えば敵側のパイロットになってマーベリックと戦うなんてシチュエーションを楽しみたいですね。いや本当にそんなことがもうすぐできるようになるのではないでしょうか。

Destiny 体験版を遊びつくしてみた。
貴婦人の乗馬他　オーケストレーション

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↑ストーリーをつくるのは本当に面白いです。これでオリジナルな漫画かイラストが書けるといいのですが・・・がんばります！
もう一つのアリとキリギリス
by 倖和（サチナゴム）