|
テーマ:今日の出来事(292567)
カテゴリ:社会
インボイスとは適格請求書のことです。個人事業主のクリエーターなら発注元のクライアントから求められればインボイスを交付しなければなりません。クライアントはそれをもとに仕入税額控除の適用を受けることができます。別の言い方をすれば、先に別の業者に払った消費税を差し引いてその業者が最終的な納税を行うことなのです。
日本の場合金持ちクリエーターはわずかです。ほとんどは零細事業者です。言い換えれば消費税を納めなくていい免税業者なわけです。だから売り上げの一部である消費税も利益となり益税と呼ばれています。が、力関係からクライアントにその益税分を安くしろと買いたたかれているのが現状です。 事業者が免税業者と取引したらインボイス、すなわち仕入税額控除の適用が受けにくくなります。そのために面倒だから契約解除とかインボイスの負担増を口実に取引価格の値下げとかを要求され結果として売り手側免税事業者の売上が減ることになる恐れがあるのです。零細業者を圧迫してしまうわけです。 とにかく事務作業が恐ろしく増えることは間違いありません。そこの経費も相当増えることになりそうです。 日本の場合は特にクリエイティブな部分に相当なプレッシャーがかかることが予想されます。この調子なら、アニメや映画などの制作事業も事務作業ばかり増えて予算的なゆとりが無くなり、ますますクリエイティブな作品の誕生が難しくなります。 クリエーターはいきなりクリエーターになりません。だれでも最初は零細業者です。実績が積みあがらないとだめなのです。賞を取ったとか、ちょっと有名になったからといってもそんなにウハウハではありません。需要が無くなればあっさりポイ捨てにされる恐れが常にあるのです。契約を取ろうと無理して課税業者に登録してインボイスを受け入れるというのは大変なことです。いきなり売り上げが1000万円というのは個人では大変高いハードルです。ちょっとのやる気では無理でしょう。クリエイティブなことに挑戦する意欲は相当スポイルされることでしょうね。 インボイスは税金を取る側、徴税する側に便利な制度です。事実上の増税だと言われています。その上、すべての事業者の事務作業の負担もきつくなるとすれば、評判が悪いのもわかります。どこまでも一部の不労所得にしがみつく金持ちのための政治が続いています。日本にアップルやマイクロソフト、テスラやスペースXなどの革新的イノベーション的事業は生まれそうもありません。 マイナカードと言いインボイスと言い株主至上主義の弊害が政治にも表れているのでしょう。庶民はどうせ我慢するさとタカをくくっているのに違いありません。 やれやれ… Destiny 体験版を遊びつくしてみた。 貴婦人の乗馬他 オーケストレーション にほんブログ村 にほんブログ村 ↑ストーリーをつくるのは本当に面白いです。これでオリジナルな漫画かイラストが書けるといいのですが・・・がんばります! もう一つのアリとキリギリス by 倖和(サチナゴム) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023年09月26日 11時29分03秒
コメント(0) | コメントを書く
[社会] カテゴリの最新記事
|