倖和（サチナゴム）の妄想小説・・・

スケールのでかい話です。日本にも例えば東京行は満席だそうです。つまり福島の海洋放出、汚染水はまったく気にしないということです。団体旅行の予約ではキャンセルが出たという話も一部ありますがもう騒ぎは沈静化しています。

　おそらく中国政府がこっそり幕引きを始めたのだと思います。そりゃあそうです。実際の汚染はないし、日本国内にすら風評被害が広がっている気配はないのですから。

　中国政府も早く本題は廃炉問題にあるということに気が付いてほしいです。人類は事故原発の廃炉処理を完全には成功させていません。

　スリーマイル島の場合はメルトダウンの規模がまだ小さかったために放射能汚染はマシでデブリの除去もほぼ終わりましたが、汚染水によって放射能汚染された建屋のコンクリートを除染するには実用的ではなかったことから、時間経過による放射能レベルの減少を待つこととなり、建屋と冷却塔は残されている…とされています。

　チェルノブイリの場合ははるかに規模の大きい事故でした。原子炉自体に欠陥があった上に運転員の規則違反が重なり大事故になりました。多くの作業員が事故処理の作業の中で亡くなりました。数千人規模ともいわれています。放射線の被害なので正確につかめていないのです。事故原発はその後石棺で覆われましたが、少なくとも4トンの放射性物質が石棺内に閉じ込められ、さらに数人の遺体も中に放置されてしまいました。放射線が強すぎて安全に取り出せるのは数世紀後とのことです。しかもウクライナ戦争でロシア軍に占領され核の脅しにも利用されました。不安だらけの状態です。

　そして福島第一原発です。津波の被害で電源を喪失、冷却不能となり3基の原発が水素爆発を起こしました。広範囲に放射能汚染が確認され、一時期は首都東京も危ないとされました。最近、ALPS処理水が海洋放出されました。安全だと言われていますが原発内には残されたデブリがまだ８８０トンもあります。もちろん１グラムも取り出せていません。こちらの見通しは全く立っていないのが実情なのです。

　事故の規模はどんどん大きくなっています。海洋放出のみでわいわい騒ぐレベルではないのです。

　しかし中国の観光客には大いに日本を楽しんでいってほしいです。放射能に関していうなら今はとにかく大丈夫だし、中国よりもおいしいですし。

Destiny 体験版を遊びつくしてみた。
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↑ストーリーをつくるのは本当に面白いです。これでオリジナルな漫画かイラストが書けるといいのですが・・・がんばります！
もう一つのアリとキリギリス
by 倖和（サチナゴム）