倖和（サチナゴム）の妄想小説・・・

炎上必至の発言です。どうもこの人は共感力というものがありません。ただし私も発言の一部には同意します。日本が歴史上もっとも豊かな時代を迎えているという事実についてです。何より社会は便利になりました。実は犯罪も減っているし交通事故も減っています。テロもありません。戦争も巻き込まれていない。

　でもどこかおかしい。豊かなのに不安だし不満だしイライラすることが多い。そのことは竹中平蔵にとってなかったことになっているのです。それは一部庶民のわがままに過ぎず我慢しろ、と一刀両断です。

　ある投稿で不動産会社の社長が自分たちはお前らよりもずっと多額の税金を納めている、貧乏人はぐちゃぐちゃ言うなというような内容のものがありました。こういう人たちが目立つようになってきたために多くの人がイライラし将来に不安を感じるのです。

　格差です。格差がどうしようもないほど広がってきたのです。そして勝ち組が傲慢になりました。その傲慢さが彼らから想像力を奪ってしまったのです。社会で勝つというのは負けを認めてくれた人たちがいるから成り立つことなのです。そこを理解せず勝ち組が負け組を軽蔑するようになったら社会は終わります。基本負け組の方が数が多いからです。いずれは革命のようなことが起きてひっくり返ります。多くの血が流れるでしょう。

　竹中平蔵は勝ち組はちゃんと努力したので報われて当然、負け組は次の勝利のために努力せよと言います。しかし本気で応援したり同情したりはしません。どうせ劣っているのだから負け組は黙って勝ち組の奴隷になったらいいぐらいに思っているのです。直接言わなくても彼の発言の行間を読めば簡単に想像できます。だから盛大に中抜きをするビジネスモデルで甘い汁を吸っているわけです。

　もし竹中平蔵が本気で負け組を応援するつもりなら、むしろパソナの会長の座には絶対座りません。自ら財団を立ち上げてフリースクールや各種のボランティア団体を必死で応援するでしょう。こういう姿勢を示せば人々は落ち着くのです。

　今、万博が揉めていますが、世間の格差が放置されている現状ではひどい中抜き、汚職がすでに蔓延していると見なければいけません。中止するよりもそこを暴かないといけないはずです。すごいスキャンダルが出てきそうな予感がします。

Destiny 体験版を遊びつくしてみた。
貴婦人の乗馬他　オーケストレーション

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↑ストーリーをつくるのは本当に面白いです。これでオリジナルな漫画かイラストが書けるといいのですが・・・がんばります！
もう一つのアリとキリギリス
by 倖和（サチナゴム）