倖和（サチナゴム）の妄想小説・・・

イスラエルを建国したユダヤ人は優秀な人が多いです。ナチスのホロコーストを生き延びやっとの思いで建国しても周りは敵だらけ、でも強いサバイバル意識で多くのピンチをはねのけてきました。

　軍隊絡みの人材育成も強烈でIT関連のベンチャー企業には勢いがあります。ゲームでもイスラエル軍は強力でメルカバ戦車は私のお気に入りのユニットの一つでした。

　最近のイスラエルは無茶なことをするなと心を痛めていましたが彼らは基本約束の地をしっかり確保したいだけなのだと思います。それがパレスチナとの共存を結果的に拒否する姿勢につながっているのでしょう。でも私は正直イスラエルびいきなのです。

　約束の地というのがあります。神がイスラエルの民に与えると約束した土地のことです。その一つがガザ地区です。イスラエルは政治的妥協から一時軍を撤退させていましたがハマスのテロ攻撃をきっかけにすさまじい攻撃を加え出しました。

　確かにハマスのテロ攻撃はひどいものでした。思わず眼をそむけたくなる動画や写真がネットにアップされていました。だから怒りに我を忘れたかのような虐殺をガザ地区に対して展開してしまいました。多くの子供の遺体が並べられた画像を見ました。薄目を開けている死に顔を見ると本当に心が痛みます。

　でも日本人も死刑反対を唱えたらすさまじい反論を食らうように、かたき討ちという情念には恐ろしい破壊力があるのだということです。

　解決は容易ではありません。双方今まで何十年もできるだけの我慢はしてきたし、やれることはやってきたのです。それでもだめでした。挙句の戦争状態なのです。尖閣や竹島でもすぐに頭に血が上る日本人ですがそれらの軋轢とは比べ物にならないでしょう。とにかく死者の数が桁違いです。簡単に相手を許せるとは思えません。

　それでも私はイスラエルびいきなのです。イスラエルに頑張ってほしいと思っています。しかしそれが結果として虐殺を容認し子供たちの死体を積み上げてしまう。このことの矛盾に目をつぶってしまう自分がいます。

　ゲーム的感覚でこの問題の解決を図るとすればこれはハルマゲドン的解決、即ちイスラエル、パレスチナ双方の殲滅です。権力の法則でもあります。敵対する者同士はどちらもつぶしてしまうのが正解なのです。もしかしたらイスラエル建国の最初から平和的解決など誰も望んでいなかったのかもしれません。

　どんなに戦争に強くてもイスラエルの思い通りにはならないでしょう。しようとすれば遠くない将来にイスラエル自体の滅亡、というより自滅する運命を引き寄せてしまいます。

　私はイスラエルにウルトラマンとか宇宙戦艦大和とかガンダムのアムロ・レイとかシャア・アズナブルとかいろいろなヒーローを重ねてしまいます。しびれるほどかっこいい連中でしたが、みんな果てしのない戦いに身を投じ続け死ぬまで決して幸せにはならなかったですから。

Destiny 体験版を遊びつくしてみた。
貴婦人の乗馬他　オーケストレーション

にほんブログ村

にほんブログ村
↑ストーリーをつくるのは本当に面白いです。これでオリジナルな漫画かイラストが書けるといいのですが・・・がんばります！
もう一つのアリとキリギリス
by 倖和（サチナゴム）