巡る季節にたね蒔いて🌿 流れる時間の中のひとり言
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雨が降ったり晴れたり、なんだか落ち着きません。 それでも着々と断捨離と夏野菜の準備は進んでいます。 夕方やっと仕事が終わってホッとしていると娘から電話。 お隣の旦那さんのご両親がインドのゴアから来ているとのこと。 そのお母さんがご飯を作ってくれました。 たっぷりナッツとスパイスの入ったドライカレーです。 なんとも香料がステキに香るおいしいカレーでした。 その匂いに誘われてネパールの女性のお祭りのことが思い出されました。 寺院巡り その1 女性のお祭り ポカラでは自転車を借りて動き回るのが便利です。 一日150ルピーで借り受け目指すはヒンドゥバシニ寺院です。 レイクサイドからはかなり遠い丘の上にあるので張り切って出かけました。 しばらく行って公園の先の寺院の所まで来るとなんだか賑やかです。 たくさんの女性たちが花やお線香を持って集まっていました。 自動車道路のすぐわきにある寺院で訪問予定ではなかったのですが、 シタールの音楽が大音響で流れているし面白そうなので入ってみたくなりました。 近くにいたジュース屋のおじさんに誰でも入れるのかと聞くとOK。 おじさんに自転車を見ててくれるように頼み門の中へ入りました。 中に入るとすぐに蛇の神様の像があり女性はみなそこからお参りをしていきます。 その先には参道が続き左右には笠をさした人たちが座っていました。 その人たちは布を自分の前に広げたりバケツを置いたりしています。 後で聞いてわかったのですが、施し物を求めてきているのだそうです。 お祭りの日には神様ばかりでなく恵まれない人にも捧げものをする習慣があり、 参拝する人はその人たちのために少しのお米を持っていくそうです。 しばらく行くと「タトゥ!」と呼びかけてくる人がいました。 行商人や露天商も出ていて声をかけたのはメヘンディのアーティストでした。 メヘンディとはヘナタトゥのことでお祭りでは女性はよくメヘンディをするようです。 結構です、と断ったのですが描いているところを見入ってしまいました。 手にメヘンディしてもらっているのは女子高校生のようです。 いろいろな図案がありその中から好きなのを選んで書いてもらえます。 ヘナですから数日から一週間もすると消えるといいますが本当でしょうか。 参道の突き辺りにはちょっとした広場がありその脇から細い道がありました。 人の流れはその細い道へ入っていくので追いていくことにしました。 人の向かう先からは鐘の音や歌声、演奏の音と共に歓声やどよめきが聞こえます。 近くに行くともうたくさんの人たち、大部分は女性がその境内にいっぱいでした。 女性たちはお盆や袋、ポットに花、果物、香草、乳清、香油などを入れて持参しています。 そして寺院のあちこちでそれらをささげ祈っていました。 男性たちはどうも神輿のようなものを担いで入ったばかりのようで、 まだ建築途中の本堂(?)の周りではやし声を上げたり踊ったりしていました。 女性たちはその本堂にお参りするために列を作り、 寺院の中のありとあらゆるところで祈っていました。 彼女たちの着ているクルタやサリーの色に圧倒されました。 赤、金、オレンジ、ピンク、黄などが多く、地味な色はほとんどありません。 その色彩豊かな女性たちがさらに鮮やかな色の花やリボンを持っているのです。 その上神様にかけて自分も付けるティッカ(ティラカ?)やビンディーも赤や華やかな色です。 女性の数とその色彩パワーに染まりそうになり、妙に興奮してしまいました。 しばらくして落ち着いてくるとなんだか楽しそうな笑い声や音楽が耳に入ってきました。 音のする方へ行くと、たくさんの女性が壁のない建物の周りに座っていました。 その建物の中には楽団と有名な歌手がいて演奏しているようです。 民俗音楽に合わせておどるプロのダンサーも来て物語のある舞踏などをしていました。 だれでも踊りに参加できるので男性や小さい子供も踊って楽しそう。 曲の合間に歌手が何か言うとどっと笑ったり踊りに合わせて歓声を上げたりしています。 テンポの速い曲に合わせてくるくる回りながら踊っているうちに トランス状態になる女性も何人かいました。 腰を落としぴょんぴょん飛ぶように踊る人もいましたが、 コサックダンスのようで見ごたえがありました。 なんだかワンダーランドに紛れ込んでしまったようでしばらく出てこれませんでした。 とても言葉では伝えきれないものがあります。 いくつかの写真をこの後載せてみます。 ご覧になって少しでも雰囲気を感じてくださればうれしいです。 長い間道草を食っていたおかげでヒンドゥバシニ寺院に着いたのは午後になっていました。 でもよかったんです。 その寺院では毎朝鶏や羊を生け贄にしているのです。 もしかしたらそれを見たくなかったから女性のお祭りでゆっくりしたのかも。 長々とお付き合いありがとうございました。 ついつい饒舌になってしまいました。 どうぞこれにこりずにまたお越しください。 ランキングに参加しています。応援してくださいね。
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Schiaparelli de Cocoの気まぐれなブログへようこそ。 今日という一日は否応なく流れ去っていきます。そんな時間の中で留めておきたいこと…想うこと…まわりの動植物…過去や未来への瞑想…思いのままにつづります。