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★タイのタクシン首相の油断!
この人、タイ北部のチェンマイの中国系商人の家に生まれた。 警察官を経て、携帯電話のビジネスで成功。たちまち億万長者 になって、その財力をバネに政界入りした。 1998年に創設したタイ愛国党は彼の資金力で次々と他の政党を 吸収、多くの政治家を引き付けて2001年の総選挙で圧勝した。 爾来5年政治に経済のCEO(最高経営責任者)的手法を持ち込 み、トップダウンで政策を実行していく姿はタイの政治に新風 を吹き込んだ。 また、貧困層のために一律30バーツ(約96円)治療などそれまで の指導者が顧みなかった農村部をくまなくあるいて人心を引きつ けた。 一方でこの5年政治力をつけた彼は少しずつ独善的な行為が目立つ ようになり、身内の株取引で多額の利益を得て、周りから非難を 浴びる。議会を解散して信を問う為に総選挙を目論んだが、それ を拒まれ、このところギクシャクした関係を続けていた。 そして、国連出席の留守の間にクーデターが起こってしまった。 滞在中のニューヨークでの講演で「軍の役割は以前ほど大きく ない」などと言ったり、迫り来る危機に気づいていなかった。 この5年間で、慢心して、油断して、全て我が物としようとした ツケが一気に表面化して、その立場を失ってしまった。 油断大敵であった。「オレを辞めさせられるのは国王だけ」と のたまったり、タイ民主主義を冒とくしたツケが回ったようだ。 今日の報道ではイギリスに亡命か? とあった! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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