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さびしい、さびしい高齢者の生活!
クリスチャンなら毎週1回教会で寄り合いがあります。 「汝隣人を愛せよ!」の精神もあって、 みんなお互いに知り合いで関わり合って生活しているので 「淋しい!」ことからは無縁のものかも知れません。 日本の内閣府の意識調査によると都会に住む40%の高齢 者が”親しい友人がない”、4人に!人が近所づきあいが ないということです。 仏教とキリスト教の違いでしょうか?いや、そうでなくて 都会の生活構造によるのではないかしらん。 田舎だったら毎日野良畑に出るので、お互いに離れていて も顔を合わせることもあるし共通の話題もあります。 都会でサラリーマンになると会社人間あるいは役所人間に なって、そんな人達が定年になって家にこもると家の周り の人達とのつきあいは共通の話題、趣味などがない限り、 付き合うことは少ないでしょう。 いわゆる「都会の孤独」であります。 日本人の気質はどちらかというと”ざっくばらん”でなく ”ひとみしり”型なのでしょう。これは日本が島国である ことに由来しています。大陸の陸続き同士の国ではお互い 関わり合わないと成り立たないので”ひとみしり”してい ては生きていけないので親しみのある性格が形成されてい たのでしょう。 海を隔てて独立していた日本は外国と遮断した鎖国の時代 がありました。日本人の性格形成はそんな歴史的背景もあ るのです。 こういう日本人を孤独から救う為の行政のしつらえは決し て十分とは言えません。つまり地域行政はもっともっと、 積極的に集まりの場を企画、提供しなければいけません。 そうして趣味の集まり、地域共同企画などを促進し人々が 集まって活動する場をどんどんつくる必要があるのです。 みんなが自分に合った集まりに参加できるように行政が仕 掛けなければいけません。 情報の交換、ボランティアの促進、植物の栽培、お料理、 動物の飼育、絵画・書、パソコン、DVD,茶道、華道、 などなど、お金の要らない同好会などを行政が場所を提供 して主宰するのである。 地方行政の首長は一刻も早くこれに目覚めてほしいと思う。 地方の行政で日本に今最も必要なことは、こういう住民の 横のつながり、情報の交換である。余りにも人々をタテに 分断しすぎていることに気づくべきでありましょう。 前提はボランテイアの講師を使い場所は行政が無償で提供 し参加コストをゼロにしていくべきである。もちろんそれ に掛かる材料代などは別で仕方ない。 あたかも団塊の世代がど~っと定年を迎える時であります。 賢い政治家もこうした地道なことが如何に大切かを理解し 法律で縛ろうとする悪癖からいい加減脱皮して、地方と共 に足並みを揃えて実行してほしい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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