カテゴリ:カテゴリ未分類
2010年の垢を流してきた。 奈良の秘境十津川温泉である。 硫黄のニオイがプンプン、源泉掛け流しのアッツアツのヌルヌル。 こりゃきっと肌がツルツルになって顔のシワも伸びるべと思った。 どうしょう、浦島さんみたいになったらどうしよう? カアちゃんも びっくらこくべ! あんたどうしたん? な~んて・・・ 十津川の渓谷を覗く露天風呂で一見上品風ヂー三名は道中疲れを 癒したのであった。 大浴場では湯気で曇った天井からポタリと 雫が淋しくなったアタマに落ちてはっとノドの乾きを覚える。 片道5時間、電車やバスを乗り継いでようやく辿りついて先ずはとも あれフロへとドボン。 あ~疲れた。 なんと心地のいい温泉である ことか。 身体がポカポカと温まる。 久しぶりだなぁ~ 湯上りにはビールと決まっておる。 これがまた美味い、グビグビ 美味みゃ~! 三人のヂーは浴衣にドテラ、アタマから湯気が立つ ようなポカポカの身体に冷たいビールをノドから注入。 そうこうしてるうちに6時。 宴会の時間で~す! ここでも先ずは ビールでカンパ~イ! ポニョ支配人も加わって宴会が始まる。 ゴチの一覧・・・ バスの中で柿ピーを食いすぎてゴチを前にチチとハシの進まぬ私! それでも地酒、熊野川、あまごの骨酒を飲むほどにボチボチと・・・ 香ばしく焼いたアマゴが二匹、酒の中にイン! 酒にその香りが移って絶品なり♪ ♪ここらあたりは山家ゆえ~ もみじがあっても雪が降る~ ちょいと勝つあん勝五郎~、返事がないと思うたら~ あ~、とっくり(徳利)と寝てござるわいなぁ~ベンベン♪ 知ってる人は知っている。 歌舞伎 「箱根霊験記」の一場面である。 ボタン(シシ)鍋である。 白ミソ仕立て! 美味みゃ~ 鹿の刺身! 初めて食ったぁ~、ちょうど鯨の尾の身か 鮭のルイベみたい♪ とろ~り濃厚! 海の幸もあるんよ~、和歌山まで2~3時間だからこんな山奥 にでも冷蔵車でなんぼでも運んでくるらしい。 昔なら歩いて 一日がかりだと思うけどね~、今は便利になったもんだ♪ 同行の一見上品風おヂーさん~、骨酒が美味いとか言いながら 追加して飲んでた。 よくもあれだけ飲めるもんだと感心した。 のん兵衛め! ・・・・・自分のことはさて置いて! てんぷら盛り合わせ、ゆべし(地方名産)の乗っかったソバも あったし、焚き合わせ、鴨か鳥か知らんロースト、などなど食い 切れんかった。 ビール、地酒(冷や)、骨酒、焼酎なんか正に酒池肉林のうたげ である。 まあまあ年齢も忘れて飲むは食うはハタから見てたら 上品なうたげに見えたろか。 美姫も一人侍っていたがこの美姫 客の掛け持ちで忙しそうだった。 だから、”スーさんったら、 憎いひと、このすかんタコ! キュッ!” ってな艶っぽい話も なかった。 さ~て、それからがその舞台つきの大広間でカラオケである。 明治・大正・昭和・平成に至る歌の数々! あたしややっぱ青春 時代の歌である。 パットブーン、ブレンダリー、ポールアンカ、 アンデイウイリアムス、ビートルズなどなど、日本ならフランク 永井、加山雄三、さだまさし、南こうせつなどがいい。 子規(ほととぎす)じゃないから血は吐かんけど声が出なくなる ほど歌ってバッタンQ・・・・・温泉に入る元気もなく部屋に戻り コテン! ガ~ガ~、ゴ~ゴ~と後は目が覚めるまで・・・・・ ・・・つづく・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|
|