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Scotch ケンの放言どころ

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2012年09月15日
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     1549(天文十八年)キリスト教布教の為日本にやってきたスペイン人

     フランシスコ・ザビエルが日本と日本人を讃えて本国に送った手紙は

     よく知られている。 1890年(明治23年)来日したドイツ人宣教師の

     記録では、「私はすべての持ち物をささやかなお金も含めて鍵をかけ

     ずに置いておいたが一度たりともなくなったことはなかった」

 

     フランスの詩人ポール・クローデルは1921~27(大正13~昭和2年)

     まで駐日大使を務めたが、第二次大戦で日本の敗色が濃厚になった

     1943年(昭和18年)、パリで言った。 「日本人は貧しい。 しかし高貴

     だ。 世界でどうしても生き残ってほしい民族をあげるとしたらそれは

     日本人だ」

 

     私たちの祖先は勤勉・正直・親切・謙虚・素直・感謝と言った徳目を

     規範にして幾世紀も暮らしてきた人達であった。

 

     さて昨今は・・・・・隔世の感、と言わざるを得ない。 こうした日本人の

     美質を取り戻し、後世に渡さなければならない。 私たち一人ひとりが

     この美質を涵養し発揮した時日本は真に豊かな国となる。 富国有徳

     とはこのことを言う。

 

     時恰も自民党の総裁選、民主党の代表選がメデイアで賑々しい。

     耳障りのいいことだけいう候補者だけには絶対になってほしくない。

     現民主党政権はその典型であった。 二度と国民はダマされない。

 

     戦後に失ってしまったそうした日本人の本然的な美質を取り返す

     ことを政策で体現し長いスパンで将来を見越すリーダーを求めたい。

 

     シナのように、韓国のように、あるいはロシアのように、勝手に相手の

     領土に踏み入って我が物にしようとしたり、相手国の国旗を焼いて

     侮辱したり、我が日本国民は基本的に人間としてやってはいけない

     ことは控える美質をまだ保持している。

 

     資源の為に、自分達が有利に生きる為に、他国を威し、荒し、掠奪

     する様な国に対しては正論、正義で立ち向かい、世界に訴えながら

     進むべきであろう。 間違ってもそうした日本の先人達の意思を歪曲

     する様な政治をやってはいけないと思うのである。

 

     ※9月11日Y紙に掲載された「人間学」を探求して三十四年を引用。






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最終更新日  2012年09月15日 09時02分56秒
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