Scotch ケンの放言どころ

　　　ジョギングから帰ってパソコンを開くと先ず迷惑メールの削除である。

　　　よくもよくも知らんところから、もの買えもの買えのメールばっかりだ。

　　　一体全体どこから我がメルアドを知ったものか。　相手は広がる一方

　　　である。　

　　　また多いのはウイルス防止の警告。　今買わなければ貴殿のパソコン

　　　は危ない。　早く～早く～防止ソフトを買えと連日うるさい。　前に使って

　　　いたウインドウズＸＰの時もそうだったが無視しても何ともなかった。

　　　余計なところをアチコチと開くから悪性なウイルスに感染するのだろう。

　　　中には、"あなたが当たりました、あなたには優先的に30％ＯＦＦで

　　　商品をお分けいたします"　なんてメールが入ってくる。　何のことは

　　　ない、全員に同じメールを送っているのだ。　　そうしてそれを信じる

　　　何人かに買わせる悪徳商法である。

　　　これはテレビＣＭでも常套手段だ。　カツラ屋のカッペ親父が　”多くの

　　　人からもっと早く知りたかった、等と言われます”、　言うかいなそんな

　　　こと！　さも多くの人達の支持がありそうな話をする。

　　　”ご注文は３個までお受けします”　なになに５個でも７個でもホイホイと

　　　受けるくせに・・・・・最近は無料でサンプルを送りそれをエサにして釣る

　　　やつ。　ヤ〇ヤなどその典型。　”今から10分間無料サンプルの注文を

　　　お受けします”　なんて時間を区切って相手を急かせてその気にさせる。

　　　世の中、魚と一緒でハリのエサだけ食い逃げする悪賢い人間は少ない

　　　と見えて、”まあエエンジャナイ”　と寛容に鷹揚に本注文するからあんな

　　　サンプル釣り商法が流行るのだろう。

　　　”100万円預ければ年利10％の利息をお約束します。　我々は〇〇

　　　と言って政府公認の投資会社ですからご安心下さい”　と言って詐欺師

　　　集団がお年寄りや金持ちからカネを集め2～3年経ってドロンする。

　　　初めだけ利息を払って信用させるのは常套手段です。

　　　そんな美味い話、今頃ある筈はないのに、引っかかる小金持ちが後を

　　　絶たない。　そう、日本人のフトコロには1500兆円もあるのです。

　　　私がそんなこと言ったとしても新聞テレビのニュースには欲に目の眩ん

　　　だ被害者が次々と現れます。　”世の中に盗人のタネは尽きまじ”　と

　　　言った稀代の盗賊、石川五右衛門の言葉はまだまだ健在です。