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藤原正彦氏の 「国家の品格」 という本がベストセラーになってから 二番煎じで 「女性の品格」 なんて本もよく売れたらしい。 友人が その本を読んで怒っていた。 何じゃい、あの本は・・・と。
「約束は破らない」 とか 「乱暴な言葉を使わない」 「友人や知人の 悪口は言わない」 「時間を守る」 だとかあんなことは品格とは何の 関係はないではないかと・・・・・そんなことばっかり書いてあったの?
私は読んでいないから何とも言えないが、もしそうだとしたら藤原先生 が取り上げた品格なるものとは凡そ似ても似つかぬものだろう。 大体は出版社がそんな本を書けと嗾(けしか)けたかお調子者の作家 先生がベストセラーに便乗して書いたかのどちらかであろう。
常識とかマナーなどは品格とは関係ない。 そんなものは家庭のシツケ や学校での教え程度の素養みたいなものである。 勿論それらはあるに 越したことはないが品格というものとは違う。 「惻隠の情」 とか 「武士は食わねど・・・」 と言ったレベルのものでなく てはならない。 藤原先生は国家の品格として日本が持っていた戦前の 良さをすべてかなぐり捨て悪しき民主主義と自由主義に染まった結果、 恥を忘れたカネの亡者になったり他人を踏み台にして顧みない精神の 荒廃を嘆いておられた筈である。
今時そんなことを言っても・・・と言う勿れ。 時代が変わっても形が変わっ たところで人間の言動に変わりはないのである。
昨日も何かの番組で百田尚樹氏が言っていた。 本も最近は売れなく なっていると・・・・・そうは言ってもノーベル文学賞候補になった村上春樹氏 などの作品は物凄い勢いで売れている。 だから芸能人がゴーストライターを使って出す本や三文作家の物真似本 などには手を出さない方が賢明だろう。 まあ、それも好き好きであるの は言うまでもないが・・・・・
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