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あれはなかなか開かない。 か弱いチカラではウンともスンとも言わない。 「あなたぁ~、ちょっとこれ開けてぇ~」 と、ビンのフタが開かない時には どれどれ~となる。
栓抜きで開けるフタなら造作ないがそうではなく回して開けるビンのフタ である。 あれはビンの中が真空になっているからか弱いチカラではウン もスンも言わないのである。 そこで旦那の登場となる。 フタをギュッと 握り締め返すチカラで左に回すのである。 一回で開かないヤツは二回 目、チカラを入れ直してギュギュギュッと渾身の力を振り絞る。 どうだ参ったかとビンに向かって言っても詮無い。 頭脳の力がないのだ からせめて火事場の馬鹿力を出せ! 而してメリメリじゃない、スウッと フタが開く。
奥さんが尊敬の眼差しで旦那を見る。 どうだオレの力は! 流石あなた、 男ねぇ~頼もしいわって言うかどうかは知らん。 たかがビンのフタである。 誇らしげに奥さんを見たってしょうがない。 ビンのフタ開け係なのである。
「ビンのフタ開け器、とうとう買っちゃった」 30過ぎの独身女性である。 頑張ったけど結婚の相手が見つからないのである。 仕方ない、止むを 得ない。 給料もそこそこで何でも自在に出来る女性というのは男運を 遠ざけるようだ。 なまじ出来過ぎも問題である。 私なんか男性の相棒 が出来ないと何も出来ない女なんだわ・・・・・と思える女性の方が縁づく ものだろうか。
或いは今の時代、植物人間の様なナヨナヨした男性が多いから年上で でもしっかりとした女性の方が求められていて縁づくのが早いのかそれ は分からん。 でもビンのフタ開け器が売れない世の中の方がどれだけ いいか知れない。 どうです、ビンのフタ開け器の旦那? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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