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若い頃なら少々食べたところでそんなに肥えることはなかった。人間、歳を 取るにつれて栄養が体内に蓄積し出てゆかないから脂肪となって太ること になる。筆者とて同じ事、70kgを切りたい切りたいで朝飯をバナナ一本に してもダメである。その分昼飯で腹を空かすと吸収が良いから朝飯で減ら した分が何もならないと言うのだ。
ホットドッグやカロリーの高い食べ物好きのアメリカ人は大抵ブクブクと太り ひどい。フランスのおばちゃんもそう、イタリヤのおじちゃんおばちゃんも ビヤダル風である。恐らく彼らの誰しも痩せたいと思っているに違いないのに そうはいかないのはついつい食べるものがノーケアーになるのだろう。
中国語でダイエットは減肥(yan fei)という。春秋戦国時代の楚では「楚王、 細腰を愛し、宮中餓死するもの多し」と言われるほど競って痩せようとした。 王様の寵愛を受けるために命がけでダイエットしていたのだ。これも時代に よってであって唐の時代になると美人の基準ががらりと変わるのである。 玄宗皇帝が熱愛した楊貴妃はふっくらぽっちゃりだったらしい。
ところで筆者はと言えば昔より楊貴妃タイプが好みで痩せて八頭身美人 よりぽっちゃり安産型がよかった。ガリガリのモデルのような女性には余り 魅力を感じなかったのである。 今の家人はそのどちらでもないが理想と 現実は必ずしも一致しないの言葉通りである。相方だって男の好みがある 筈だからそんなもんオアイコである。
さて、日本食は元々肉類など脂肪分が少なかったからブクブク太ることは なかった。それに貧乏だったから尚更その心配はなかった。 だが近年豊かになるにつれ著しく食べるものの質が変化して下手すると 西欧人のブクブクが移染されそうである。くわばらくわばらだ。
今世界中で日本食が注目を浴びているが当然のことだろう。この辺で我々 も再度食べるものを見直す必要があるのではないか。そう思うのである。
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