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「男なんだからクヨクヨしちゃ~ダメ」小さい頃どれだけ母親に言われたか。 姉妹の中で育った男一人。殊更母親は強く育てようとしたらしい。だが父親 は何も言わなかった。貧乏鉄道員の子沢山、当時は「産めよ、増やせよ」の 時代とは言えバカ正直だったのか〇平だったのか知らぬが母親が苦労して いたのをよく知っている。賢明な家は2~3人の子供で止めてるのに我が家 はポコンポコンと姉妹がいっぱい。
岩見沢市という鉄道の要枢であった鉄道官舎は4軒長屋がそれこそ何百と 並んでいた。当時の炭鉱の炭鉱住宅と同じようなものだった。そんな長屋に 皆んな5人とか多い家になると1dozenなんてのもあった。我が家もご多聞 にもれず数では張り合っていた。まあ、それは仕方ない、時代だったので ある。だけどもの心ついた頃、もうちょっと意図して家族計画をと思っては いた。
小さい頃の私は喧嘩は滅多にしないがビー玉(ガラス玉)遊びとかパッチ (メンコ)遊びなどの勝負で負けて帰るとメソメソしたらしくその都度母親に 「男なんだからメソメソしなさんな」と叱られたもんだ。悔しいし悲しいもん だから仕方ないべと思ったけど今思うと姉妹の中の男一人だから格別な 思いで育てようとしたんだろう。結構負けず嫌いであったのは確かだ。
男一人だからと言って甘やかされたこともない。唯、股関節が硬いため 正座が出来なかったから丸い円卓のお膳台で皆んなしてご飯を食べる時 お膳の下に足を伸ばすのを許してくれた。お行儀の悪い事に違いないが 生まれつきだから仕方なかった。未だに正座はできないからそんな時には 往生する。
お陰様というか母親から言われた「クヨクヨするな」だけは未だにちゃんと 覚えているから何かあっても頭の中を転換して「アスタマニア~ナ」とか 「山よりでっかいシシは出ん」などと思うようにしている。モノは考えようで あって悪い方に考えるとキリがないから出来るだけいい方に考えるように している。マイナス思考ではなくプラス思考へとでも言うべきか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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