Scotch ケンの放言どころ

大雪で日本中の交通が遮断されていますね。普段余り降らない
　　地方に大雪が降るとそういう状態になります。例年一定の雪が降る
　　地方ではそれなりの備えが出来ていますからそう問題はありません。

　　東北・北海道には鉄道はラッセル車やロータリー車があって大雪が
　　降ると自動的に出動します。私は小さい頃岩見沢の操車場を夏場に
　　なると遊び場にしていましたからよく知っています。下からもぐり
　　込んで運転席も使って隠れんぼをしたもんです。操車場はいい遊び
　　場だったんです。貨車も10本以上ある線路に何百両と並んでいたし
　　線路の間にはまくら木が井桁状に積んでありその間を走り回ったり
　　隠れんぼしたり、ガキ大将をカシラに一日中遊んでいました。

　　道路だって一般道も高速道路も夜間も出ずっぱりで道路雪除け車が
　　活躍するので余り問題は起こりません。今回の様に気象庁の記録始
　　め以来の大雪だと特に普段雪の少ない地方はお手上げでしょうね。
　　自然の猛威には抗すべくもありませんが、どうなんでしょうか気象
　　が大きなサイクルで変化しているのかも知れませんね。

　　受験シーズンの妨げになったり先般は千歳国際空港で雪の為出発が
　　出来なくて中国人が騒いだ事件もありました。仕方ないやろ、バカ
　　ども。何でも思うとおりになるもんか、他の国民は騒がないのに彼
　　の国の国民だけだ。我さえよければいいと言う考えだから困ったも
　　のだ。


　　さて、トランプ。愈々トランプ政権が発足した。早速日本、中国の
　　輸出を名指しで批難している。日本は車を米国に輸出しすぎている、
　　中国は安価な製品をどんどん輸出しアメリカ製品を駆逐していると。

　　日本の車は性能や見栄えがいいから米国で売れ行きがいいのだろう。
　　「良貨は悪貨を駆逐する」これは経済の原則であろう。適正価格で
　　性能が良ければ人々は絶対それを支持する。自国の製品が劣るから
　　国民は買わないに過ぎない。それを入口を閉めて国内の高い品質の
　　劣ったものを大事な国民に買わせるのか。そんなことがまかり通る
　　ものか考えてもみろ。

　　中国の安い商品がアメリカを席巻している。スーパーへ行けば一目
　　瞭然だ。アメリカ国民は安く買えるから喜んでいる。日本だって同
　　じである。しばらく続いたデフレ時代に100均一の店は庶民のどれ
　　だけ味方になったことか。
　　それに中国産とは言え多くは中国に進出しているアメリカ資本工場
　　が生産しアメリカに逆輸入しているモノが多い。ウオールマートも
　　どこのスーパーも挙って中国やその他のアジアの国へ買い付けに行
　　っている。それも入口を閉めるつもりか。アメリカ国民はアメリカ
　　産の高いものを買わされることになる。それでもいいのか。

　　トランプは極端過ぎる。考えのある部分はいいにしても自国の競争
　　力をつける方法はいくらでもある。それをやらずして他国に負担を
　　求めるのはこの自由競争の時代に逆行する話だ。

　　鬼の首を取ったようにアメリカ・ファースト、God may bless you,
　　god may bless America !　などと叫んでいるがアタマよくない独
　　りよがりの典型だ。日本はこの際、絶対にヘイコラしないことである。
　　毛唐め！腹が立ってしょうがない。