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いつもお世話になるラウンジのママさんが転倒して手首を骨折していて
鍋ものに使う野菜が切れないので前回と今回助っ人で手伝ってきた。 100均一で購入した薄いポリエチレンの手袋を持参して清潔をこころ がけた。 白菜、えのきだけ、しめじ、しいたけ、まいたけ、菊菜、もやし、豆腐、 マロニーなどである。まあ、切るものは白菜とか菊菜くらいで後は根を 切るくらいだから大層なことはない。豆腐もこの頃は切ったものを売って いるからラクなもんだ。 後は大阪ミナミの黒門市場の魚屋でカットしてくれた魚類、寒ブリやら タラ、カワハギなど。刺身はエビ、ハマチ、サーモンなどを用意してくれ た。それにママのサービスで厚めに切ったテッサ(ふぐの身)があって、 それを鍋でシャブシャブして食べた。これは特別に美味であった。 集まったのは5名で初めて勤めた会社での知り合い。その中の2人とはもう 40年ものつき合いになる。息の長い関係がつづいている。この頃では年に 一度の忘年会で顔を合わせるだけで後は年賀状の挨拶くらいなものである。 5~6年前迄は芦原温泉に友人が支配人をやっていたホテルがあって忘年会 はそこで一泊どまりでやっていた。確か2年ほど続いたと思うがあの忘年会 は値打ちがあった。芦原温泉の〇松というホテルでてっちりコースなどで 支配人の裁量で贅沢三昧の忘年会をやらせてもらった。 往復を北陸線のサンダーバード号(雷鳥)に乗るから費用もそこそこ掛かっ たが温泉に一泊だから当然だろう。 その後、その支配人が故(ゆえ)あって奈良の十津川温泉に移ったのでその 年は十津川温泉ホテルで忘年会をやった。ここへは奈良の五条駅からバスで 延々4時間くらい掛けて十津川温泉まで。山あい、十津川に沿ってバスはクネ クネと遅々と走る、まあ長いこと。途中谷瀬の吊り橋でバスは暫し休憩する。 谷瀬の吊り橋はその高さが水面まで63mと言われる。橋を渡って行くとグラ グラ揺れるのである。ああ~恐あ~、あたしは何を隠そう高所恐怖症! 同志社国際政治学の名誉教授であった亡き高坂正堯先生も高所恐怖症であり、 ファンの阪神タイガースが優勝したらその谷瀬の吊り橋を渡ってみせると豪語 し、1985年にタイガースが優勝してしまって遂に先生はその吊り橋を渡る ハメになったというエピソードがある。 ところでこのバスは日本一長い路線バスで近鉄八木駅から和歌山県のJR新宮駅 まで6時間かけて走っている。奈良県の山間部だから交通機関がこれしかない のだろうし、この沿線に住む人たちにとっては無くてはならないバスだろう。 十津川温泉での忘年会は一度だけであったが芦原温泉のそれに比べると内容は そこそこ。支配人の神通力が利かなかったのか土地柄なのか仕方なかった。 唯、温泉の泉質はなかなか良かった印象が残っている。 その後この支配人は仕事を止めたので忘年会は質素なものになっちゃった。 しかるに近年は大阪ミナミの件(くだん)のラウンジに移ったのである。 以上、忘年会余話なり。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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