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Scotch ケンの放言どころ

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2019年04月17日
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  音符~さらば浮世の七曲り~苦楽を共に越ゆるのも~、来年三月花見どき~
   やがてその日が来たならば~天下晴れて~のみょうとどり~、とことんぺ
   とんぺとんぺ~とことんぺ~とんぺとんぺ

  この歌は昔、川田晴久という歌手がいて音符~地球の上に朝がくる~その裏側
  は~夜だろう~​『地球の上に朝が来る』​の節回しで歌うんです。
  私、まだ若い頃に飲んだ席で、この歌を余興でよく歌ったことがありました。

  一昔前に小沢昭一という芸人さんがいました。ラジオ時代に独特のユーモア
  があってよく聴きました。味のある語りをする人でした。確か紫綬褒章を受け
  たと思いますが、受賞の感想も「この道一筋という生き方が苦手で、とにかく
  飽きっぽくウロウロしてばかりいた」「ようするに、いい加減でちゃらんぽら
  んなんですな 」「これからもより一層遊び半分でやっていこうと思います」
  とのたまった。
 
  まあ、多分に本当の自分を韜晦(とうかい)しているのだと思いますが私は、
  面目躍如だと思いました。きっと本心はもっと真面目なのを、そう見せない
  のですね~、そういう人って魅力あると思いませんか?

  もう一人、小沢一郎なる人物が政治家にいますね。この人のことは以前にも
  小欄で書きました。オヤジを継いだ世襲議員で自民党の幹事長まで上りつめ、
  ある日離党して新党結成をやる。それ以来潰してはまた新党を立ち上げ、その
  繰り返しをやってきた。けっしてトップに立とうとせずに幹事長という金庫番
  をやりカネを握って自分のものにしてきたオッサン悪党だ。かつては二階俊博
  も小池百合子もオッサンの解党&結党についていったがやがて皆んな離れて行
  った。表だっては言わないけれど、人間が信用できなかったのだろう。 同じ
  小沢姓で一、一まで似ているが全く人間として天地の差があります。

  小沢昭一さんは「以前なら人の一生は五十年のひと山越せばよかったのが長寿
  社会になって、もうひと山ふた山の時代となりました」果たしてその余分な山
  をどう生きるか。思い切って別の人生を生きてみたい。「居心地も職業も女房
  も、何もかにも変えて次の山を生き直す、なんてやれないものか」
  「やっぱり難しい・・・でも身辺の些事の、やっていたことを止める。やらな
  かったことをやってみる」それとても遊び半分にやるのであって、決して一生
  懸命やらないように努めます(受賞のことば)

  現在で言うとその姿は所ジョージさんとダブるような気がするがどうだろう。
  本当の自分を韜晦(とうかい=自分をかくす)させて決して本心を見せない
  姿をさらし続けるのである。ジキルとハイドなどではなくより自然体で二面性
  を持ってパフォーマンスしているように見える。何かいいですなあ~!





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最終更新日  2019年04月17日 11時00分34秒
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