Scotch ケンの放言どころ

　　四国のK県の地方銀行。ゆえあって友達の紹介で取引を始めたのでした。
　　当時私は定年退職後5年間ほど独立してサイバーショップをやっていたの
　　でした。個人だから事務所の近くで小規模な銀行であればいいと紹介を受
　　けたのがK銀行。普通預金口座と一部外為（外国為替）口座を持ったので
　　した。海外と一部米ドル受け取り換金のためでした。仕事は5年で止めま
　　したけどその銀行の口座はそのままになっていたのです。

　　普通預金口座には残高数百円残っていたようです。外為口座はゼロでした
　　がこれが毎月決まって残高証明が家に送られてきていました。それで電話
　　してもう送らなくてもいいからと言うのに毎月80円切って貼って送って来
　　るのです。普通預金口座の数百円の残高も電車賃かけて解約に行っても赤
　　字だからいつか序でがあったらと思っていたところ、三菱東京UFJ銀行の
　　大阪西支店に用事が出来たので昨日行ってきたのです。

　　K銀行の口座解約は30分もあれば出来るだろうと思っていたのに高々口座
　　を解約するのにチンタラチンタラ窓口の女性が奥へ行ったりで30分経って
　　も終わらない。ようやく終わったと思ったら今度は外為口座も解約します
　　か？というから、して頂戴と言うと書類を持ってくる。書き入れて待つ事
　　20分経ってもまだ出来ない。まだですか？と訊くとあと20分かかります、
　　というからとうとう堪忍袋の緒が切れた。「もう来てから一時間経つんだ
　　よ、高が二件の口座解約に何で一時間もかかるんだよ！」と声を荒らげた。

　　銀行は午後3時までだからもう一つ三菱東京UFJ銀行に行かなくてはならな
　　いし、気が急いていたのです。K銀行の女上司が出てきて、申し訳ありませ
　　んと言う。他にお客さんがあるでなし、何でそんなに時間が掛かるの？私の
　　身にもなってちょうだい、次の約束が2時にあるのに間に合わないじゃない
　　の！結局銀行に入ってから一時間かかって出てきました。何もお客をイラつ
　　かせることは無い筈である。

　　次の三菱東京UFJ銀行大阪西支店まで本町四丁目を通って堺筋を超えて辿り
　　つく。昨日は晴れの天候で蒸し暑かったですね。大銀行はテキパキと丁寧で
　　且つ速いことったら。入って受付して待ち番号3番目、冷房の効いた快適な
　　ソファーで待つ事5分、窓口へ！用件を言って通帳を預け、元の席に戻って
　　待つ事5分、〇〇さんお待たせ致しました、こちらへどうぞ。これでよろしい
　　でしょうか、お調べ下さい。はい、ちゃんと出来ております、有難うござい
　　ました。合計15分である。

　　一流は一流である理由がある。三流は二流になれない理由がある。経営者達
　　は営々と努力しているのだろうけどアタマが動くほどにシッポは動いていな
　　いのが現状だ。カネ余りの現在、銀行は苦境に陥っているのはご承知の通り。
　　現金決済がどんどん減っていく時代になって銀行の役割もますます問われる
　　ことになる。どうなって行くのだろう、私には分からない。