Scotch ケンの放言どころ

　　アスリート・ファーストで考えるのは分かるがコースを運営する立場の
　　意見もそれ以上に大事なことであろう。森喜朗（東京五輪組織員会会長）
　　と五輪大臣の橋本聖子がバッハ会長の意向を受け入れた格好でマラソン
　　競技を札幌で開催する方向へ進んでいる。

　　私は札幌出身であるが、今回の札幌開催には反対の立場である。何故なら
　　マラソンのコース設営・設定に関しては東京は既に300億円も投入し準備
　　している。札幌に変更すると更に費用が500億円もかかるらしい。札幌は
　　そんなカネはないから東京オリンピックなんだから東京に出してもらいた
　　いと都合のいいことを言っている。

　　小池知事が今朝のフジTVに出演して、再度IOCに考え直す要求をすると述
　　べた。当初のマラソンスタート時間を6時からを5時にしてでも東京開催を
　　望んでいると表明した。当然の話であろう。

　　元々、森喜朗と小池知事は犬猿に近い仲だから、私の独断で推察するなら
　　マラソンを東京から札幌への話がバッハ会長からあった時に北海道出身の
　　五輪大臣橋本聖子に連絡して協議し、小池知事に事前相談もなくバッハ氏
　　に耳障りのいい返事をしたに違いない。森喜朗は連休の間であったから等
　　と言い訳し一応は東京都にもその旨、話を通じていたとは言っているが果
　　たしてそうなのか？もしそうなら小池知事はその話を聞いた時点で反対を
　　言う筈である。この札幌開催案は森喜朗と橋本聖子の独断専行に違いない。

　　先般中近東ドーハで開催された世界陸上のマラソン競技で高温の為多数の
　　棄権選手を出したことを顧慮し、少しでも涼しいところで・・・と考える
　　のも分からんことではない。でも元はといえばアメリカのメデイアの意向
　　で8月の開催を強いられたのが問題なのだ。1964年の東京オリンピックは
　　10月10日から24日までの期間であった。気温の話なら10月開催が日本で
　　開催するのなら一番相応しい季節だろう。アメリカのメデイアがどれだけ
　　IOCにカネを寄付しているのかは知らない。相当鼻ぐすりを嗅がせている
　　のだろうが・・・
　　まあ兎も角、マラソン会場は元々の計画通り、東京都に戻すべきであろう。


　　さて、拗れている日韓関係で、来日中の韓国李洛淵首相と安倍総理が20分
　　の会談をした。李首相は文在寅の親書を持って・・・「両国は知恵を絞り
　　あって関係改善に努めるべき・・・」と述べたという。

　　知恵なんぞ絞らんでも、要は韓国が国際法（日韓請求権・経済協力協定）
　　を守り、韓国海軍の日本海でも我が空自へのロックオン照射を正直に自白
　　したり、半導体材料の不正再輸出を謝罪したり、やるべき事をやれば日本
　　だってまともに相手をする筈である。自分たちが間違った事をしたり国際
　　間の約束を守らなかったりウソをつくから関係がこじれたのである。
　　朴クネ時代に結んだ慰安婦財団を勝手に解散したのもその一つ。とにかく
　　文在寅に代わってからやることなすこと反日がらみで、いい関係など出来
　　っこあるまい。日本製品不買運動とてしかりだ！