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どんな仕事でも”辞め時””というのは難しいものだ。一般の人間なら兎も角 有名人なら尚更だろう。阪神タイガースの鳥谷敬くんである。昨年シーズン 終了後に来年の主力メンバーとして考えてないと言われた。タイガース生え 抜きで16年、早稲田大学を出てドラフト一位で当時の岡田彰布監督に乞われ て入団し活躍してきた選手である。 5年前に大リーグ挑戦を表明したがアメリカのどの球団も手を出すところが なくて阪神が結局5年4億円計20億円の長期契約で合意した。その間2000本 安打は達成したものの大した活躍はしなかった。最終の5年目はもっぱら代打 で出ては凡打を繰り返したのはファンなら誰でも知っている。 あれで潔く現役を引退すればよかったのだ。そうしてコーチなりチームの管理 の分野でやるべきだと私は思っていた。 ところが本人は現役に固執して阪神を辞め、他のチームに意向を計っていたが これまで38才で現役に拘る鳥谷くんを獲るところは現れていない。守備はまあ まあで上手い方だが肝心の打力が衰えたのと長打力がないのである。どの球団 も新旧交代で若返りを図っているところに38才の選手を獲る球団はないだろう ことはハナから分かっていた。 一流の選手になると辞め時が難しいものである。王貞治さんも長嶋茂雄さんも スパッと辞めた。あれである。元阪神の金本知憲のように肩を壊して投げる事 が出来ないのに散々フアンのブーイングを浴びて現役に拘った選手もいた。 あれはよくない。限界を察知した処で潔くユニフォームを脱ぐべきなのだ。 未練がましくしがみつくのはみっともない。そして結局どこも手を差し伸べ ないとなればみじめそのものだろう。晩節を汚すとはこのことである。 鳥谷選手も、甲子園ではちびっこをはじめファンが多い。 本人はまだ体力もあるし現役に拘って交渉に代理人を立ててやっている様だが もうムリだろう。詫びを入れて阪神球団の二軍でもいいからコーチとして戻る ことが本人にとっても一番いいのではないかと思っている。 何でもそうである。見切り時が大切だ、株なんかはその典型らしい。私は下手 だからよう出来なかったが儲ける投資家は大抵そうである。独立した仕事でも 同じこと、ダラダラ赤字を出しているならスパッと止めるべきで、そのまま続 けていると益々借金が増えるだけである。 選手だってそうである。惜しまれて去ることが一番いい。ダメになって評判を 落としてからでは遅いのだ。皆様は如何お思いだろうか? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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