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ドストエフスキー原作『カラマーゾフの兄弟』の、現代日本版ドラマ化。かなりおもしろくてビックリ。
現代日本への置き換えが実に見事! キャラ的には、かな~~り違う感じになってます。 ●まず父ちゃんフョードル → 黒澤文蔵(吉田鋼太郎) 原作にある道化的な部分を全て排除して、これは殺されて当然的な極悪人になってます。 ●長男ミーチャ → 満(斎藤工) 全くイメージ違います! 悪ぶったキムタクぽい感じ? ぜんっっぜんミーチャじゃないです! ●イワン → 勲(市原隼人)アリョーシャ → 涼(林遣都) この2人は、かな~~りイイ線いってますねー。わりと原作のイメージ通りではないでしょうか。 特にイワンファンの私としましては、市原隼人は文句ナシかも。 ●カテリーナ → 遠藤 加奈子 - 高梨臨 グルーシェンカ → 吉岡 久留美 - 芳賀優里亜 この女性陣は、どーもイマイチな気がします…グルーシェンカは、だんだん良くなってるかな。 使用人2人、グリゴーリイは、使用人なのに、アリョーシャに上から目線なアドバイスしたり、あんたそんなにエラいの? つー感じで気に入らないっすねー。 スメルジャコフが、これまた道化的な部分、ニヤけた所排除で、ごくフツーの真面目な人になってます。 職業の置き換えも、なかなか見事で、アリョーシャは精神科の医者目指してます。 イワンは弁護士なので、とんでもなく嫌~~刑事 (滝藤賢一) になっているイッポリート検事と対決する事になるのでしょうか。 そして、ラストはもしかしたら変えるんじゃないかな~と予想しています。 音楽にローリング・ストーンズの『黒くぬれ』が、テーマ曲として使われているのですが、ドラマ制作者は『謎ときカラマーゾフの兄弟』を読んでいるのでしょうかね。 こちらを読んでみてくださいませ。 ツェッペリンなども時々かかる所が嬉しいです。 ただ、このドラマ、ドストエフスキーの良い所であるユーモアが排除されてますね。 ひたすらシリアスで暗いです。 それなのに、かな〜りおもしろいドラマになっていて目が離せません。 カラマーゾフの兄弟 — フジテレビ Wikipedia ロシア映画は流石とゆーか、イワンがハゲオヤジなのは( ´゚д゚`)エーって感じですが、配役的にも、かな〜〜り良い線いってます!! カラマーゾフの兄弟 原作本の感想、たくさ~~んUPしてますので、是非読んでみてくださいませ。 読書の部屋 楽天ブログ 原作は亀山新訳ではなく、絶対ぜった~~い原卓也訳をオススメします。 表紙のセンスが、ちょっとアレですが…(笑) 2013-03-13 黄櫻御殿映画部屋 -吉乃黄櫻によるアンチハリウッド的辛口映画評- クリックお願いします☺️ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
April 6, 2020 07:00:07 PM
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