仮面ライダー電王の第47話を見ました。
第47話 俺の最期にお前が泣いた
年が明けてデンライナーもお正月気分だった。
オーナーものんびり、と言いたいところだが、新年早々駅長とのチャーハン対決に臨むことになる。
これを逃すと駅長としばらく会う機会を逃すことになるらしく、オーナーは駅長の元へ向かって、早速バトルを始める。
「けど、ちょっと意味深だよね。ターミナルって分岐点の監視もしてるわけでしょ?暫く会えなくなるってことはさ、つまり…」
「おい、思わせぶりな言い方すんじゃねえよ」
「鈍いな、先輩。つまり、そろそろ未来が決まるかもって事」
「そんなことかよ、くだらねえ」
「くだらないってことはないでしょ」
「くだらねえよ。テメーはスケベなことかくだらねえことしか言わねえんだ。大人しくお雑煮のだし汁にでもなってろ」
「はぁ!?先輩の頭ってこの鏡餅以上にただの飾りだよね」
「何だと!?この亀野郎」
喧嘩を始めてしまう
モモタロスと
ウラタロス。
書初めをしていた
キンタロスは
良太郎に今年の抱負を書くように言う。
「抱負って言うほど大したものはないから」
「大そうに考えんと。良太郎がこうなったらええなって思うこと書いたらええんや。ま、お前の望みを言えっちゅうやっちゃな」
「僕はただ…今年もモモタロス達と一緒に戦っていければいいかな」
「それやったら大丈夫や、任せとき」
「ま、そういうことだよね…」
ウラタロスや
キンタロスの指先が一瞬粒子化するのだった…。
良太郎は姉の
愛理と初詣へ来ていた。
分岐点の鍵である
愛理がいつイマジンに襲われてもおかしくはない。
良太郎は
侑斗とともにそれとなく周囲に気を配るが、そのころ
カイは大量のイマジンとともに新たな行動を開始しようとしていた…。
その時、突然ビルが崩壊を始め、どこかの時代でイマジンが暴れているらしい。
どの時代でかと
良太郎らが躊躇していると、突然現れた
カイがチケットを投げつけた。
「親切で教えてくれるはずがないよな。罠か?」
「罠でも何でも行かなきゃ」
「けど、俺達を追い払って分岐点の鍵を狙う気かも。彼女を狙うのは過去だけとは限らない。どっちか残るなら俺だ。もうカードが残り少ない」
「侑斗…。『過去が希望をくれる』僕達が踊らされてるとしてもそれは本当だと思う。過去も今も未来も守りきって、姉さんと桜井さんに思いっきり文句言ってやろうよ」
良太郎は過去へ、
侑斗は現代に居残り
愛理をガードする。
過去へ飛んだ
良太郎だが、そこには大量のイマジンが。
電王ライナーフォームで戦うが、次から次へと現れるイマジンに手を焼いてしまう。
その頃、現代でもイマジンが
愛理に襲いかかろうとしていた。
すかさずゼロノスに変身した
侑斗は
愛理を逃がすが、こちらも大量のイマジンに手を焼いていた…。
このままでは
愛理がやられてしまう。
とはいうものの、過去のイマジンを置いて現代に戻るわけにはいかない。
その時、実体化した
キンタロスが現れた。
「良太郎、大丈夫か?」
良太郎に聞いた今年の抱負を、
キンタロスは契約と解釈し、モモヒキやら、金太郎人形などを差し出し、契約完了やと勝手に決めつけてしまう。
「ちょっと待って!!滅茶苦茶だよ、こんなの」
「何でもええ、ここは俺に任せてお前は戻れ」
「クマちゃん、もう戻ってこないつもりだ…。だって実体化しちゃったらデンライナーに乗れないし!!」
「あの馬鹿熊が…」
「元々良太郎ちゃんとチケット共有でしたから…」
「――命だけのことやない、俺は時間も持てたんやからな。カイのアホが言うとったように俺らには思い出すような過去はない。せやけど、良太郎に拾われてからのことは全部思い出せる。俺は自分よりこの時間を守りたいと思おとる!!」
キンタロスがここで一人イマジンと戦い、
良太郎らを現代に帰すのだった…。
「戻って戦うんや、お前は強い!!良太郎、はよ行かんか!!」
「キンタロス…きっと迎えに来る…」
「おおきに」
「クマちゃ~ん!!クマちゃ~ん!!」
「キンタロス!!キンタロス!!」
良太郎は
キンタロスを残し、デンライナーに乗り込み、現代へ戻るのだった…。
しかし、現代では既に
カイが
愛理を捕えていた。
逃げようとする
愛理に
カイは腕を伸ばす…。
「…ぁぅ…」
キンタロスのいないデンライナーは現代を目指してひたすら走る。
しかし、車内は誰一人口を開くことなく、重苦しい雰囲気が漂っていた。
まるで不吉な予感を暗示するかのように…。
次回、「ウラ腹な別れ…」
仮面ライダー電王 DVDvol.7
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