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萬華鏡-まんげきょう-

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2004年07月28日
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カテゴリ:能狂言

ちょっと「能楽」お勉強中。
大体、能と狂言の違いは?と友達に問われたら、巧みな説明は怪しいもんだ。
そんなわけでちょっとお勉強タイム。
いや、それにしても、まだまだ・・・奥は深い( ̄▽ ̄;

■能狂言 初心者編■
能と狂言は、総称して「能楽」という。
もともとは一つの芸能として存在していて、その後下記のように分類される。
○能とは
舞踊の技術と音楽性を受け継ぎ、いわゆる「舞踊劇」。
登場人物は文学を題材にした歴史上の人物が多い。例えば、小野小町、在原業平など。
シテ方と呼ばれる主人公は「能面」をかけて演じられる。

○狂言とは
滑稽な芸を取り入れてセリフに力点を置く「台詞劇」。
登場人物は、中世の庶民が描かれることが多い。例えば、太郎冠者(たろうかじゃ)などの召使、ちょっと間抜けな大名、主人、口やかましい女房(わわしい女と言われる)、おっちょこちょいな山伏、狐、猿、犬などの動物たちも演じられ、まさに自由にして多彩。

【ちょこっと狂言の歴史】
江戸時代、封建制度と儒教思想の流れで、狂言の笑いが卑しいとされ軽視されていた時期もあった。(低迷期)
そんな狂言が復興を遂げたのは戦後になってからである。
その立役者である野村万作師はこのように語っていた。

「狂言が特に注目されたのは、二度。一度目は私たちが若手だった戦後。狂言が非常に庶民的かつ演劇的なものであると、新劇の方から評価されました。二度目は今。狂言師が他の世界で活躍し、他の舞台でも、狂言で培われた芸の実力が認められているのでしょう」
「能は見るというより、感じるもの。歌、舞、衣装の美しさ。何でもいいから感じ取る。逆に狂言は、言葉を通して理解するもの。そこには、頭で考えて見るような現代演劇を越えた伝統の力があるでしょう」
(無料情報誌 メトロポリターナより)

ボーッと観ていて意味も分かるし大笑いできる現代のお笑いもとっても大好きで楽しいのですが、考えながら見る、600年の伝統芸能を今さらに受け継ぎ語られているというこの世界を堪能してみるのもいいものかも。
確かに言葉は難しい。
内容を予習しておかなければ「ん?」となってしまうところもある。
とっつきにくいかと思いきや、分からないなりに演者の方たちのリアクションに「ぷぷっ」と笑ってしまうところがある。
集中して耳をそばだてて聴いているとコレがまたかなり面白い~。
「食わず嫌い」な人間に終わらず(ミーハーから脱皮?!)、萬斎氏との出会いで能楽に触れる機会を持てて本当に良かったと思う。

後ほど狂言お勉強のページに今週行く公演の演目についての勉強成果も更新します〆(..)






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最終更新日  2004年07月28日 21時00分06秒
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