世阿弥 晩年の謎
花と幽玄が
からみあい、
とけあった
濃密な夜の舞があった。
世阿弥、波瀾の生涯
秘すれば花なり
秘せずば花なるべからず
『風姿花伝』『花鏡』などの芸論や数々の能作品を著した能の大成者・世阿弥。彼が佐渡へ流されたのは、七十二歳の時だった。
それから八十過ぎまでの歳月の中、どのように逆境を受け止め、老いと向き合い、そして死を迎えたのか…。
命には終りあり
能には果てあるべからず
新潮社
「秘花 瀬戸内寂聴」
帯紹介文より。
夢枕獏先生の新刊 陰陽師「夜光杯ノ巻」(6月29日発売。)を買い求めに本屋に行ったとき、同じ並びに陳列されて
「買わないのかぃ?読みたいだろ?」
…と後ろ髪をガッチリ掴んで離さない帯の紹介文に負けて
買いました( ̄▽ ̄;)
二冊とも発売したての新刊だから3000円の出費なり(汗)
恥ずかしながら、うっすらとしか知らない観阿弥・世阿弥親子のお話に息を吹き込んだ瀬戸内寂聴さんの文体に引き込まれちゃいます。
足利義教将軍の書状にて佐渡へ流罪と言い渡されるショッキングなシーンから様々な過去の回想に展開していきます。
能楽関連本に梅若六郎さんと対談をされているほど能にも造詣が深い瀬戸内寂聴さん。
もちろん、創作・着色された部分が多くあるにしても世阿弥のこの生涯を自身が回想していく様は
「能を読んでいる」
ようで、気付くと三分の一までは読み進めてしまいました。
あと残りのページを読み終えてもきっと「お薦め」と言える一冊です。
日記に書きたいことが山ほど出来ちゃって追い付かない(笑)
来週は3日に悪三郎くんと再会(≧m≦)
4日には…会社で送別会(´。`)・・
スケジュールの順番的には逆のほうがよかったけどな…(苦笑)
あ!
陰陽師新刊「夜光杯ノ巻」もお忘れなく(≧m≦)←先に母に奪われ待機中だけれど期待は裏切らないハズ