11/049 元気一杯:普通のラーメン
天神から歩いてホテルに戻って、チェックインの手続きを済んで、ちょっと休んでから、夕食を取るため再び外出。狙いは、泊まっているホテルから歩いて10分ぐらいのところにある超有名店「元気一杯」だ。 博多の豚骨ラーメンのランキングでは、「元気一杯」は欠かせないお店だが、ラーメンを食う時のルールも厳しいそうで、すぐ客を追い出すという評判も悪い。今まで支那そばや、元祖一条流がんこなどのルールがうるさいお店にも通ったことがあるが、写真、携帯、タバコだけでなく、「スープが命」を謳っていることでラーメンを食べる前に辛子、高菜を入れてはいけないという食べ方も指定したのはたぶんこの元気一杯だけだ。むろん、子連れもダメだ。しかも、超らーめんナビでも住所の情報がないし、店にも看板がないので、初めての客は事前に情報を調べないと場所がわからない。昔ネットでは、初めての客が常連ではない、もしくは店が決めた食べ方に従わないため店を追い出されたという書き込みを読んだことがある。入口で置いたバケツは開店の目印だが、待ちのお客さんのための灰皿であり、目印のため置いたわけではないらしい。 午後5時40分に到着したら先客なしで、店主夫婦みたいなスタッフ二人しかいない。もっとも基本的な「普通のラーメン」を注文。長浜ラーメンのためほぼすぐ提供した。即ち、カメラ禁止のため、写真なし。 外見が普通の博多長浜ラーメンと変わらぬが、スープを飲めばそのすごさがわかった。まるで豚の乳みたいに、濃厚な甘みが味わえた。しかしここまでの濃度がある臭みが全くない。麺は普通な極細麺だが、普通とはいえ普通だ。個人的に、意外と絡めが悪い。チャーシューも結構普通だ。 スープからみれば確かに、今まで食べた豚骨ラーメンの中で一番おいしいものに違いない。あの優しそうな店主と女将さんは本当に客を追い出すのかという戸惑いもあるけど…