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カテゴリ:小学校での読み語り
良く晴れた朝です。
風は強く冷たいですが、すっかり春気分です。 今日は長女のクラスに入りました。みんなよく見知った顔です。 長女は珍しく一番前に座り、嬉しそうに聞いていました。 素話 だいくとおにろく 同名絵本より 松居直 再話 赤羽末吉 絵 福音館書店 絵本 おひさまおねがいチチンプイ 中川李恵子 文 山脇百合子 絵 福音館書店 詩 ぞうさん くまさん キリン いぬ まどみちお 作 2年生用副読本より へただけど いつもどこかで より 新川和江 作 大日本図書 教室に入ると、しょんぼりうつむいている子が一人。何があったのかな。 いつもより静かな2組です。 先生がその子を廊下へ連れ出して少し話していましたが、「だいくとおにろく」の途中で 戻ってきました。何人かが振り返っていましたが、ほとんどの子はお話にしっかりつか まっていました。 お話って、本当に聞き手に支えられていると思います。 聞いている子供たちの目を見ていると、それぞれが思い描いた絵を見ているのがよく 伝わってくるんです。(あ、もちろん別のこと考えているような子もいますけれどね。) その瞳に促されて、お話が進んでいくんですね。 お話をよく受け止めている様子を見て、3年生もこの時期になると、ずいぶんしっかり するなと感じました。 「おひさまおねがい…」は3年生にはどうかな~と心配でしたが、一年間の様子を楽しく 描いたこの絵本は問題なく楽しめたようです。たんぽぽの咲く春から始まるところが いいです。 このクラスでも詩を紹介しました。 詩って、読み始めると楽しいでしょう。自分でも書きたくなったりしてね。 すると、言葉をいろいろ考えるようになってきて、そうなったらしめたもの。 周りのものが新鮮に見えてくる!そんな経験をしてほしいと思います。 先日図書館へ行ったら、まどさんの詩集がたくさん紹介されていたので、面白いと思ったら 借りて読んでみて、と話しました。(すぐ近くに市立図書館があるのでね) 子供たちは、大きくうなづいていました。 3年生~4年生の子供たちは、心も身体も少し大人に近づきます。 「嬉しい 美味しい」だけで幸せになれた幼いころとは異なり、悩みやトラブルも 大人と何ら変わりがなくなって、すぐに結論の出ない問題も出てきます。 そういう時、問題を忘れるのではなく、保留する。 そして運動するもよし、勉強するもよし、趣味に没頭するのもよし。そしてもちろん 本を読んだり詩を書いてみたりもね。 するといつか、ハッと気づくことがあるでしょう。これ、宝物ですよ。 この宝物がね、その人の魅力になるんじゃないかな。 最近娘のお悩み相談を聞いているからかしら、 子どもたちの顔を見ながら、そんなことを考えました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.03.12 15:29:06
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