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芳村思風先生の1語1絵

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2006年12月09日
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カテゴリ:著書
芳村思風先生の本の紹介です。

感性論哲学の全体を知るうえでは、一番わかりやすい1冊です。
平成19年の東京思風塾では、この本をテキストに
講義と参加者による先生との問答を中心に進めていく予定です。
また、感性論哲学の実践している方々と思風先生の対談も予定しています。


●「人間観の革正」 芳村思風著 
  致知出版刊  価格 2750円+138円  

■君は何に命をかけるか。君は何の為になら死ぬ事が出来るか。
この問いに答える事が、生きるという事であり、
この問いに答える事が、人生である。





【本の目次】

□まえがき
□第一章 脱近代の理念
 ・数万年単位で起こっている3つの変化
 ・数千年単位で起こっている3つの変化
 ・数百年単位で起こっている諸々の変化

□第二章 脱近代化の人間性
 ・理性への批判
 ・理性と感性の関係
 ・知恵の活用
 ・人間性の進化
 ・生き方の変革
 ・感性的な判断力

□第三章 感性の本質と構造の働き
 ・人間観の革正
 ・感性の本質
 ・感性の働き
 ・感性の構造
 
□第四章 感性が精神と肉体を創造する
 ・感性が肉体を創造する
 ・感性が精神をつくる
 ・人間性の体系

□第五章 感性と宇宙
 ・宇宙の摂理
 ・人間の使命
 ・人類の運命


■「人間の本質は感性であり、宇宙の本質も感性なんだ。
宇宙を支える感性が自分の命を支えており、私の本質である。
だから、私とは宇宙なんだ」という感性と宇宙のつながりを自覚できれば、
どんなに大きな生き方ができるかを考えてもらいたいと思います。

 座禅やヨーガはが目指す悟りの世界とは、まさにそういう境地です。
座禅やヨーガは感性と宇宙の原理に気づいていないために、実践的な修業によって、
そういう心境に至ろうとしています。
しかし、この原理を知れば、修行などしなくても「私とは宇宙である」という自覚へと
自らを高めていくことができるのです。
 そのために必要なのは、理性の力によって感性を成長させることです。
理性の力を借りて感性と宇宙との係わりを知ることによって、人間とはそういう感じ方が
できる感性をつくることができます。
そして、宇宙と自分の命が一体化するという実感を持つことができるのです。
すべては宇宙の摂理の働きによって創造されたものだから、
宇宙にはムダなものは何一つ存在しません。
そうなれば、どんなものとも対立しない
で、すべてを活かし切り、全部を呑み込んでいげるようになります。

■自分が意識しなくても、自分の存在なり声なりは、全宇宙に影響を与えています。
「俺が生きている」というだけで、それが全宇宙に影響を与えている。「
俺の一挙手一投足」が全部の人間に影響を与えているということです。
 そういうことを敏感に理解する人間は、吉田松陰やイエスのように、わずか2、3
年で時代を変え、世界を動かすような影響力を持つことができるようになるのです。
「俺の一挙手一投足が周りの人間に影響を与えている、自分の存在が周りの人間を動
かしている」と感性で感じられる状態になってきたら、常人にはないような影響力が
出てくるのです。

■ただし、間違ってはいけないのは、感性から湧いてくるものをただむやみに実現す
ればいいのではない、ということです。
理性が感性や欲望の奴隷になってしまっては野獣です。
大事なのは、どのように理性を使ってそれを他人に迷惑のかからない方法
で実現するかと考えることです。この構造が大事です。

■理性とは、客観性と普遍性の能力です。
したがって、理性的に考えるとは「みんなにとってどうか」と考えることです。
社会、人類、国家など、自分を包み込む、より大きなものを視野に入れながら、
自分の中から湧いてくる欲求を実現しようとすることです。

 ここに偉大なる人間の仕事が始まるのです。
単に命から湧いてくるものをそのまま自己中心的にぶつけるのではなく、
湧いてくるものを理性を通して表現するところに人間的な行動があるのです。
理性は客観性と普遍性の能力であるがゆえに、それを使って考えると、
そこに「みんなにとってどうなのか」という社会性・人類性が芽生えることになります。
ゆえに、理性を通して表現することによって、命から湧いてくるものは「志」となり、
「使命」になるのです。

■人間のなかで働いている感性は大宇宙の根源とつながっているゆえに、
人間の命には大宇宙から湧き上がってくるエネルギーが存在するのです。
それを表現しているのが、感性から湧き上がってくる
欲求・欲望・興味・関心・好奇心・悩み・苦しみ・問題なのです。
 そこにこそ、常人を超えた仕事をさせる力の源があります。
感性から湧き上がるエネルギーを原理にせず、理性で考えた計画や目標を実現しようとすると、
人間はその目標や計画に縛られ、支配され、堅苦しい不自由な生き方となり、
本当のやる気が湧いてきません。命から湧いてくる力の助けが得られないので、
平凡な人間の生き方になってしまうのです。
こうした構造が人間にはあるということを知って下さい。

■大事なのは、現在自分がぶつかっている問題や悩みなどをどう理解して、
宇宙の根源から湧き上がってくる感性のエネルギーと結び付けるかです。

■いろいろな現象が天のサインなのです。すべてが何かしら自分に使命を与えようと
しているという意識で現象を眺めることのできる人間だけが、自分に与えられた本当
の使命を感じることができるのです。
 誰もがイエスや吉田松陰のような大きな仕事をしなくてはならないとというわけで
はありません。しかし、「感性と宇宙」の関係から人間の生き方を考えるならば、ど
んな人間にも宇宙大の生き方ができる可能性があることを、もっと真剣に考えなけれ
ばならないと思います。

■宇宙との構造的な連関性を自覚することを通して、感性と宇宙の関係をどういうふ
うに自分の人生のなかに生かしていくかを考えてもらいたいと思います。
そうすれば、どんな人間でも、大宇宙きから湧き上がってくるエネルギーを自分の人生の
生き方の土台に据えて、単に人間的な力ではない、大いなる何かの力に支えられながら生きて
いくことができるのです。
 もっともっと感性の声に耳を傾け、命から理屈抜きに湧き上がってくるものを大切
にしてもらいたいと思います。そういうものに根ざした生き方をすることによって、
自分でも驚くような人生が始まるのです。





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最終更新日  2006年12月09日 11時31分17秒
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