私を連れて逃げて、お願い 松田洋子
私を連れて逃げて、お願い。1-【電子書籍】今年の24冊目 私を連れて逃げて、お願い。1 (ビームコミックス) コミック – 2015/1/24 松田洋子 内容紹介この恋を笑うな。『ママゴト』の著者が描く、究極の「恋愛ごっこ」。 すべてを捨てる。なんだってやる。過保護な祖父母に肥え太らされた、箱入り娘の福田日芽(ふくだ・ひめ)。いつか王子様が迎えにくると信じる、彼女の前に現れたのは……本当の王子様?さあ、最低で最高な逃避行のはじまりはじまり……。ここではないどこかを夢みるすべての人たちへ贈る、迷走ロードコミック! ・・・・過保護な祖父母に育てられた福田日芽。 日芽の母親の父母なんだけどあまりの過干渉で、 門限は厳しい、洋服はあり得ないデザインの祖母とお揃いの服、 女は太っている方がいいと朝から山盛りたべさせられて、 愛という名の呪縛そこに現れたのは夢見ていた「王子」というか、王子様の格好をした加藤央治 劇†団モリオのメンバーなんですが、この劇団がとんでもなくて。 加藤央治も背負うトラウマ故のお馬鹿さん結局いいように騙されて犯罪を犯させられてしまい・・・ で、逃げるわけです。そして日芽はそんな央治に「私を連れて逃げて、お願い。」こんな風に書くとすごいベタなんですが、なんといっても松田さまのエキスがここかしこに染み入ってますから。ただ事ではないんですよ、とにかく因業と毒に満ち溢れつつ なのに切なくて切なくて、 切なすぎて笑うしかなくて。この二人の恋の結末はいったいどんな風に落ちるのだろう?どんな風に落ちてもきっと切なくて切なくて笑うしかないんだろうな。