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カテゴリ:医、健康、からだ
少し前、立秋を過ぎてから、夏風邪をひいているクライアントが多い。
どうやら流行っているようだ。 というか、毎年、この時期、朝夕が涼しくなると、この手の症状がでやすい。 汗を引っ込める、特に寝冷えが多くなるのである。 腹や足首の冷えにご用心、だ。薄くていいから、一枚かけて寝ることをおすすめする。 先日来られたクライアントも、「今朝起きたら、急に身体が重くてやれません」という。 「風邪はすぐに治ったのですが」というのだが、身体を診てみるとどうもおかしい。 「ひょっとして、クスリを飲まれましたか?」と聞くと、こともなげに「はい」という素直な返事が帰ってきた。「…。」思わず黙りこむ私。 来られたかたには、およそ風邪グスリを使わない提案をしているが、このかたにはしていなかったっけ?いやしたような…というしゅんじゅんが訪れるも、過ぎたることは致し方ない。 そもそも人の話など、機をとらえていなければ、頭には残りにくいものである。 ちょうど、機が訪れたのだね、と前向きにとらえて、おもむろに風邪の話をした。 (風邪の話https://plaza.rakuten.co.jp/shinkyuu/diary/201807300000/参照) 整体セッション後、来る前はどうなるかと思ったが、随分すっきりした、とのこと。 また、身体が余分なエネルギーを排泄しようと、風邪のような症状を表すかもしれませんが、と付け加え、クスリを使わなくとも、速やかに風邪が経過する養生法をお伝えする。 クライアントさんとて、多くの場合、好きでクスリを飲むわけではない。ただ、他の方法を知らないのと、忙しくて工夫する余裕もないことがほとんどだ。そしてクスリのリスク(奇しくも回文だが)も知らない。 こちらとしては、それらの情報を提供した上で、最終的にはご本人に選択をおまかせするしかない。 やや厳しいようだが、自分の人生、道を選び、築いていくのは、自分しかないからだ。 もちろん、私が決めていいのならば、遠路なく私が決めるのだが。 不安な時に寄り添い、できる限りをもって、その不安を払拭したい、とは常々思う。 ※当庵の整体セッション及び整体体操教室では、養生法、セルフケアも学ぶことができます。ご自身はもちろん、周りのかたにも活かすことができますよ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2018.08.17 05:09:03
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