|
カテゴリ:医、健康、からだ
少し前の話だが、クライアントの捻じれていた頭(当然本人は無自覚、そして、想像できないだろうが、頭も捻じれるのだ)が戻ってきていたので、思わず、「頭の捻じれが戻ってきていますねぇ」と言ったら、「?」という反応の後(自覚が無かったのだから、当然の反応だ)に「そういえば、最近頭痛がありませんね」と返ってきたことがあった。
まぁ、治っていくときは、そんなものである。 忘れたようによくなっている。 蚊に刺されたところだって、かきむしった後、いつの間にかもとに戻っている。 擦りむいたところも然り。
先日、ブログで紹介した「からだの自然9月号」の記事にも書いた。 痛くて動かないところに固執して、そこをどうにかしようとするよりも、動くところを動かして、身体全体の変化を実感していくと、いつのまにか、痛くて動かないところも痛みがおさまり、動くようになってくることしばしばである。
武術においても、そういう発想がある。 例えば、相手につかまれて、動かないところを動かそう、と固執するよりも、動くところを駆使して何とかしよう、という発想だ。なぜなら、闘争の最中、固執が生じた瞬間即ち隙が生じた、ということであり、往々にして、命取り、ということになりうる。 古の達人は、それを、「居つくは死、居つかざるは生」という言葉に表し残している。
考えてみれば、野生動物にせよ、捕食者、という常に命の危険が迫りくる中で、悠長に動かないところを無理やり何とかしよう、とはならないだろう。
我々がよしんば災害に見舞われた時、無いものねだりに執着するより、あるもので何とかしよう、と工夫するのと同じである。
先に記した、頭が捻じれていたクライアントさんにしても、私は決して頭をいじくりまわしていたわけではない。主訴も腰痛であったが、まるで関係ないように思えるであろう上肢(肩甲骨から手指)を主に触れていた。 だが、結果として、頭も変化した、というわけだ。 もちろんだが、主訴の腰痛も結果的に緩和されている。 ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
整体処 明響庵(めいきょうあん) http://meikyoan.jimdo.com/ ご予約・お問い合わせ0836-39-6275 ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
楽しく、自ら整う力を育む 整体体操教室 毎週火曜日10:30〜12:00 @宇部市常盤ふれあいセンター
感覚を磨き、しなやかな体を培う 武道で和の身体づくり教室 毎週土曜日14:00〜16:00 @宇部市常盤ふれあいセンター
お問い合わせ0836-39-6275
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2018.09.11 17:38:07
コメント(0) | コメントを書く |