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カテゴリ:生活
(前回の続き) 発表会が開演。
大音量のBGMと舞台照明に彩られ、ダンス教室の生徒さんたちが次々にダンスを披露していく。
想像以上に激しく、ダイナミック、多彩な表現の数々に目が離せない。
時にはゲストであるクラシックバレエのゆったりした演目や、ミュージカル風の演目があったりと、全体の構成も面白く、かつテンポよく進んでいく。
プログラムで改めて確認すると、何とおよそ30演目。
生徒さんの数も決して凄く多い、というわけではないから、一人が何演目にも登場する。
振付を考える方も凄ければ、身体に憶えさせる方も凄い。
相当な練習量をこなさなくては、とても本番にこぎつけられるものではないだろう。
もちろん、素人考えではあるのだが。
目を離せない理由はもう一つあった。
出演する生徒さんの一人が発表会前一週間を切って、腰の痛みのために、先生に付き添われて当庵に整体を受けに来られた。
それこそ日頃からよく鍛えられているお身体で、ポテンシャルも相当に高かったこともあり、一回整体を受けられて、その日の練習では痛みがほとんどなく動けたそうだ。
翌日、念のため、もう一度看させていただいたが、ほとんど触る必要がないぐらい、本番に向けて、お身体が整っていた。
聞けば、高校3年生の彼女は、今回で発表会への出演は最後、ダンスも一区切り、ということだった。
発表会はいく度も経験されていたとしても、今回はこと特別な状況だ。心理的により複雑で、プレッシャーもあったことと察する。
発表会や競技の大会前に訴えられる痛み、というのには、そういう心理的な要素が多分に含まれる。もちろん、身体の状態、という土台はあるのだが。
しかし、彼女に関して言えば、ひととおり整体を終えて、「ダンスはやりきりましたか」というような私の問いに、「今度の発表会でやりきります」と力強い意志のこもった言葉を表されたので、これで大丈夫だな、と直感していた。
今まで鍛錬を積み重ね、それに応えてきた身体に、迷いなき強靭な意志が宿れば、こわいものはない。
最後に自ら言葉に表したことで、身体と氣持ちがより一致したことだろう。
…という、舞台裏に私も少し加えていただいたこともあり、親近感をもって、その生徒さんを中心に舞台を見守っていたのである。
大丈夫だろう、と直感はしていたのだが、いざ蓋を開けてみれば、先に記したように想像以上にめまぐるしく、激しく動くような場面も多かったから、感心しつつも固唾を飲まずにはいられなかった。
が、素晴らしい、と思ったのは、演目が進むうちに、集中度が増し、動きがよくなっていったことだ。
個人の動きのみならず、舞台全体の一体感、出演者同士の息の合う感じが高まっていった。
最後の方は客席もそれに加わって一つに、という、とてもいい雰囲気になっていた。
前回記したように、コロナ禍の中、大きな規模で催しをするのは、こぎつけるだけで偉業だ。
そして、終わってみれば、観客も、スタッフも、出演者たちも、関わった人たちみんなが、きっと元氣になったことだろう、と実際目の当たりにして確信している。
コロナ感染や不利益を過剰に怖れ、人と距離をとって縮こまっていくのではなく。
逆に、お互いがお互いを活かし、元氣にしうる、人の力を最大限に発揮していくことで、コロナ禍も、また他の障害も乗り越えていけるに違いない。
素晴らしい発表会をありがとうございました。 ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★ 「治る」身体に導く 整体処 明響庵(めいきょうあん) https://ja-jp.facebook.com/meikyoan/ https://page.line.me/vtf9624a ご予約・お問い合わせ0836-39-6275
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Last updated
2021.08.10 14:46:48
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