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カテゴリ:医、健康、からだ
雨が降って、めっきり涼しくなった。
というか、朝方など寒いほどだ。
とはいえ、つい最近まで、家でクーラーを使っている、と話すクライアントさんもあって、驚かされていた。
うちの場合、住宅の一角を施術室にしているのだが、生活しているところでは、真夏でもクーラーを使っていない。
施術室では、流石に夏場使うのだが、それとて、しばらく前から、やはり使っていない。
確かに、例年に比べると、つい最近まで暖かったが、言う程暑くはないやろ、と思っていた。
クーラーに頼りきっていないから、体温調節、言うならば、気温に対する身体の適応能力で、意識にのぼるストレス、不快感は少なくて済んでいる。
逆に、クーラーに慣れると、熱が身体にこもりがち、暑さに過敏になる。
汗をかくことで、夏には本来減るはずの腎臓の負担。
それも、据え置きとなるから、年間通してみると、腎臓が草臥れやすい。
そのあたりを言い出すときりがないのだが。
ともかく、個人的には、少なくとも、若い人はクーラーに過度に頼らない方がよい、と考えている。
しかしながら、ここで問題になってくるのが、やはり頼らせる構造、だ。
正味、現代日本の社会構造自体が、目先の経済を優先している結果、頼らせる→弱体化→頼らざるをえなくなる、その過程で知らず搾取される、というスパイラルに陥りやすい状態である。
その中でも、この度の話に関しては、衣・食・住の住の部分、家の構造が問題になってくる。
私の住んでいる家は築60年はいっている古い家。
日本建築、即ち、夏、特に梅雨に対応しているから、風通しがよく、それもあって、クーラーを使わずに済んでいる。
しかしながら、現在の住宅の主流は、高断熱、高気密。
冷暖房に極力頼ることを前提とした建築である。
住んでいないから、実感はわかないが、クーラー無しの生活はもはや難しい、といったところか。
建築関係(設計)のクライアントと話したところ、確かにそういう現在の主流はあって、自分もおかしいと思うが、大きな流れには逆らえない、とこぼしていた。
戦後、大戦に敗れた日本は、西洋の表向きの豊かさを目の前にぶら下げられ、走り続けてきたわけだが、その間に自らの本質を見失っていった、と看ている。
即ち、日本の気候風土に根ざし、それに添った文化を自ら手放していったのだ。
その結果が、今回記した住宅の件にも如実に表れている。
そうして弱体化してゆく、草臥れてゆく人の身体を看るのは何とも切ない。
結果は全て、人、私たちに反映されている。 ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★ 治る力、即ち生きる力を活かし、育む 整体処 明響庵(めいきょうあん) https://ja-jp.facebook.com/meikyoan/ https://page.line.me/vtf9624a ご予約・お問い合わせ0836-39-6275
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Last updated
2024.10.27 07:26:17
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