テーマ:今日のこと★☆(104073)
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私は営業経験は長かったのです。かならずしも営業が好きだと言った覚えはありません。しかし、営業を担当した以上は「好きに」なろうと考えていました。好きになる努力をして失敗しても何度も繰り返すことです。今の時代なら当たり前ですが私の営業手法は「提案営業」でした。今から30年前のことで営業手法としては新鮮でした。 提案営業には理論武装も重要です。理論武装し、一方的に相手を論破することもしばしばありました。理論武装する際には、負けず嫌いからか、徹底的に物事を突き詰めて考え、チェスのチェックメイトや将棋の王手を指すかの如く論理的に相手を追い詰めるのです。どちらも勝てない奇妙なゲーム-得たものは何だったか? ★提案営業には理論武装も重要です しかし、振り返るに相手を論破して得た物が何であったかをなかなか思い出すことができません。おそらく、ある種の自己満足か何かで、優越感に浸ったり、相手の悔しそうな顔を求めていたのかもしれません。しかし、その程度のものだったのだと今では感じてしまいます。たびたび起こる口論を思い出しても、その口論に対して、たいして目的意識もなかったように感じるからです。 それどころか、単に論破しただけで、却って相手の恨みを買っただけなのかもしれません。つまり、一時の口論など、その場の熱が冷めてしまえばその程度のものであり、振り返ってみれば毒でしかないと感じているのです。ある意味そこに勝ちと呼べる価値はありませんでした。 こんな言葉もある『議論したり反駁したりしているうちには、相手に勝つようなこともあるだろう。しかしそれは空しい勝利である。なぜなら相手の好意は絶対に勝ち得られないからである。』 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
August 5, 2014 07:43:14 AM
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