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福岡アジア美術館で開催中の「よみがえる・中国歴代王朝展」に、「ヘ
イ」ちゃんと、「ヨウ」ちゃんを連れて見に行ってきました。

目的は展示されている「秦の兵馬俑」に、「ヘイ」ちゃんと、「ヨウ」
ちゃんを会わせるため。

と、云っても、話しの筋書きが解らない方もおられると思う。

この「ヘイ」ちゃん、「ヨウ」ちゃんは兵馬俑のレプリカ人形。
以前、西安に行った方からの頂き物。

この人形を、我が家のガラス扉が付いたキャビネットに正面向けて、並
べて飾っているんですが、いつの間にやら左側の「ヘイ」ちゃんが回転
して横を向いているのですね。自然と。約４５度。

気づいて、元の正面に戻したんですが、また１週間程したら横を向いて
いる。

はあ、何か僕に訴えることがあるのかなあ‥‥？と思っていたら、福岡
のアジア美術館で「中国歴代王朝展」というのが開催されているではな
いですか。

車内刷りのポスターを見ると「秦の兵馬俑」がメインで紹介されている。

なるほど、「ヘイ」ちゃん、「ヨウ」ちゃんは、この故郷から来た本物
の「親父」に会いたいのだな。と気が付いての今回の美術館行きと相成
った次第。

「秦の兵馬俑」というのは、発掘されている分だけで約８０００体の馬
や、馬車や兵隊のほぼ原寸大の焼き物の人形であるが、すべて実在の兵
隊の位や所属部隊などを忠実に復元をしてある。ようするにすべて顔や
体型や服装や甲冑が違うと云うこと。

福岡のアジア美術館には、その内４体の兵馬俑が展示されていた。

布袋に包んで、「ヘイ」ちゃん、「ヨウ」ちゃんと、この兵馬俑とどの
ような因果関係があるのか、見てみないとわからないので、確認の意味
も兼ねてのご対面です。

なんとなくの勘が当たりました。

会場には、上半身が欠落している「彩色武士俑」と、平服を着た「文官
俑」と、軽装歩兵の服装の「戦枹武士俑」に、鎧を付けた「鎧甲武士俑
」があるわけですが、なんとこの最後の「鎧甲武士俑」が「ヘイ」ちゃ
んとそっくり。
髪の髷の形、鎧の形状、首周りの襟の形、身体の姿勢。全部同んなじ。

里の親父と会えて、「ヘイ」ちゃんも嬉しかったと思います。

しかし、昨日キャビネットの中を見たら、性懲りも無く、「ヘイ」ちゃ
ん、また横を向いておりましたが。