カテゴリ:カテゴリ未分類
昨日は、恒例の美術館巡りツアー長崎版でした。
昨年開館した、隈研吾設計デザインの「長崎県美術館」と、黒川記章設計 デザインの「長崎歴史文化博物館」、そして4月1日にオープンした「出 島(和蘭商館後跡)」の美術施設巡り。 メンバーはいつもの、江藤さん、今宮さん、上の薗さん、ボンジュール・ ともこさん、中牟田さん、窪山さん。 ちょっと早い朝の8時5分発の長崎行き高速バス「九州号」に乗って出発。 しかし、この位早いスケジュールで良かった。 大変中身が濃い美術館ばかり。けっこう駆け足で時間の余裕はぎりぎりでした。 そして、以外と「長崎歴史文化博物館」の長崎奉行所の復元建物が良かった。 これもテーマパークの一部といえるかも知れないけど、元々そこにあったと い現実味が新しくは見える再現建物を引き立てていた。 今回のツアーのメインは長崎県美術館で最終日だった「エドゥアルド・ チリーダ展」。 「スペインが生んだ空間の詩人」というタイトルがついていましたが、金属 造形の材質の特性を知り尽くしてここまでの表現はやっぱりすごかった。 直線と曲線から生まれる、産業革命の時代からの鉄がもっているリアル感。 その質感。ざらつき具合。錆色。接合部分。立脚。 シンプルで、直感的な線と面。 硬質な鉄(スティール)とコンクリートやテラコッタからにじみ出るような 感情は、表層は無機物でありながら、表情は植物の発達を思わせる、色気が にじんでいる。 圧倒されました。 そして何かが洗われました。身体の中で。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.04.03 16:50:27
コメント(0) | コメントを書く |
|