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2017.09.02
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テーマ:読書日記(1662)
弥勒シリーズの第6作目「地に巣くう」です
本作は、私のお気に入りの信次郎の父親にまつわる話ということで、
かなりの期待を持って読みました

その結果は・・・?

地に巣くう [ あさのあつこ ]

悪くはない!
悪くはないんだけど、このシリーズの中では、一番不作だったかも
他のが良すぎたのか。。。

読んでいる途中では、
父親が関わっていたのは、ある藩の存亡に関わる悪事ということで
だいぶスケールが大きくなり、びっくり
信次郎の木暮家も何らかの沙汰を受けるのではないか、
話はどこに着地するのかなどと心配してしまった

が、終わりは意外にこじんまり
小さなお話というか、大急ぎで終わった感じ

更に、信次郎が、ブレなさ過ぎなのもいまいちだった
親に関わる事件であろうと、自分の家がどうなろうと全く意に冠さず
(↑でもここはそんなに問題ない)
「とにかく自分がおもしろく感じるかどうかにしか興味がない」というのが
どこまでも現れる
ちょっとだけブレてくれる部分があると、読み手がしびれるのではないかと思った

でも、このシリーズがいいことには変わりない
間違って、次の7作目は先に読んでしまったので、
8作目を期待しています

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Last updated  2017.09.02 17:40:02
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