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2017.09.10
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テーマ:読書日記(1662)
あさのあつこさんの弥勒シリーズ
大好きで、出ている分は読んでしまったので、
あさのさんの別の本、読んでみました
「闇医者おゑん秘録帖」

こちらの本は
「春の夢」「空蝉の人」「冬木立ち」の3篇から成っています
主人公は、子堕しの闇医者おゑん
異国の血を引く女性で、見かけも内面も、どこか普通と違うよう

「春の夢」は店の若旦那に騙されるお春(その後おゑんの仕事を手伝う)という女の子の話
「空蝉の人」は武家の偉い人の奥方が鬼の子を孕むという話
「冬木立ち」はおゑんの祖父母と両親についての話

何か一言感想を言うとするなら
重いっ

考えてみれば、闇医者という職業柄、
話が重いのは当たり前なのですが。。。

そして粘っこい

粘りのある登場人物や表現が目立ちました
子を堕ろすにまつわる話なので、そうなるんでしょうね

これが現代物なら、もっと粘っこいものがいくらでもあると思うのですが、
時代物って竹を割ったようにバサっバサっと物事が片付けられ
割り切れない想いもやむなし、そして明日に向かって生きる・・・みたいな
歯切れがあるものが多いなか、
だいぶドロドロしてる気がしました

空蝉の人は、そういう意味で、ちょっと気持ち悪かった
冬木立ちは、読み始めから、
これからよくないことが起こる感じがヒシヒシとしてきて、さすがです
内容は、辛く、怖い
それに何より、お春が話を止めようとしても、止めてくれないおゑんが怖い
誰かに話す機会をずっと待っていたかのようで

しかし、こんなに怖い怖いと書きながら、
きっと続き(2作目)をまた読んでしまう
あさのあつこさんの筆力、やはりお見事

闇医者おゑん秘録帖 (中公文庫) [ あさのあつこ ]​​

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Last updated  2017.09.10 16:40:54
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