カテゴリ:チビとミニラの乱闘
小鬼を小学校のパソコン教室へ送り出し、いつまでも食事の終わらないミニラを食卓に放置して、寝室でごろごろしていた。
そこへ何か、会話が聞こえてくる。ミニラは牛乳のおかわりがほしいらしい。でも自分でつぐのは失敗が多いので、チビに頼んでいる。チビは自信満々の奴なので、ふたつ返事で冷蔵庫へ向かった。 が、たまたま手許が狂ったか。 「ア!」 「アアア!」 「フイテ! ミーチャン、ソッチ!」 「ワカッタ! アア、コレジャダメダ、タオルタオル!」 「タオルネ。トッテクル!」 行ってやるべきかとも思ったが、ふたりでどうにかできそうな気配ではないか。 「コッチマデキテル!」 「ココモフイテ」 「コレ、オイテクルネ。コレハアッチニカクシテ……」 「マッテ。ショレジャ、カーチャンニバレチャウ」 「ソッカ。ジャア、コッチニ。コレナラ、ミツカラナイ」 丁寧な隠ぺい工作の跡は、確かにそれとはわかりませんでした。よくできました……と言っていいのかこの場合。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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