カテゴリ:小鬼の学習記録
ついに、禁断の手口を小鬼に教える。
これをやらせるべきかどうか迷いに迷ったのだけど、 1.小鬼は男子には珍しく「ながら」が得意だ。 2.これくらいやらないと、自宅学習の時間が確保できない。 3.昨今注目の「反転学習」を試みる。 てなことを考えに考えた末、小鬼に伝える。 「内職しろ」 そもそも。 昨年末まで小鬼が半ギレで毎日1時間以上も時間をとられていた、古典の書き取り。「漢文の和訳で、句読点を入れてなかっただけで間違い扱いで50回書き取り」というのも愚の骨頂だと思うのだが(個人的に、漢文は2浪もすると白文で読んで理解するようになる。そも中国の古典だから、句読点などいらぬ)、周囲のクラスメイトらがどうやってそれをこなしているかといえば、どうも要領よく授業中にささっと済ませていたりするらしい。 もちろんアスペ小鬼は、内職など一切やらない。それはそれは真面目に授業を聞き、言われた通り、句読点ひとつ間違えないよう50回ずつの書き取りを1時間以上かけてこなす。 「そんなん、やっとれんから」 生真面目が身上のアスペ小鬼に、どんな抵抗を食らうか……と予想しながら提案したのだが、小鬼は意外とすんなり受け入れた。 古典だけではなく、数学についても、内職を提案している。 いやオイラいちおう数学科に行ったくらいだから、数学はそれなり得意だったわけで。その、それなり得意の内情はといえば、今にして思えば、内職と反転学習の組み合わせだったのだよなあ。 予習は、普通に教科書をやる。授業はわかんないとこだけ聞いてる。←反転学習だわ。 授業聞いてないとき何してるかってば、問題集を解いている。←はい内職。 小鬼には、「ゆるーく授業を聞いてて、予習でよくわかんない気がしたとこだけしっかり聞いとけ」と薦めた。 さて、本日の首尾を尋ねる。 「数2だったから……進みかたがゆっくりだったから、なんとかなった。この先、進むのが速くなったらできないかも」 うん。それにBの問題だと、小鬼の苦手な図形の解説が多いし、「ここが」って指示語で解説されたとき見てないとアウトだから、内職は難しくなるね。 しか、これでなんと自宅学習の時間はばっちり確保できたらしい。帰宅すると小鬼は『バカ殿様』に笑い転げていて、「あとは数学の予習だけで、今日の勉強は終了」だそうな。 続くかな。続くといいな。 そして、成果が出るといいんだけどな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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